潮は船着場から牛地獄方向にいい流れ、本命の気配ムンムンの阿治ヶ島06:30。
気になるほどのエサ盗りはなく、手のひらサイズのアカ、20センチほどのメジナがポツポツ・・・。
午後から小雨が降る地域もあるとの予報を承知で出かけた男鹿半島加茂の磯でした。
9時を回る頃、南西の水平線から不気味な黒雲、そしてポツリポツリと雨粒が・・・。
パリパリッと頭上に閃光が走ったかと思うと、至近距離に炸裂する大音響。
突然のバケツを返したような雷雨は、岩の溝を川となって流れ、足元にこぼれたコマセを洗い流す。
泡立つ水面、突風が運んでくる波飛沫、オラたちはついに我慢しきれず無念の撤収を決めた。
安定した秋晴れの日本列島の中にあって、あろうことか男鹿半島だけが特別酷い状況だとか。
この日をわざわざ選んでやってきたオラがアホだった・・・。
でも、波立つハエ根の先から、釣友N川氏がクロ2枚を引き出した手腕は見事。
サラシの切れ目20m先でオラにも待望のアタリ・・・、一瞬ズンと重みが乗ったが、不十分な体勢を立て直す際に不覚にもスッポ抜け。
気持ちに余裕のない時って、こんなもんなのね。
あと2時間欲しかったこの日の釣行、不名誉なオラの記録はまだまだ続きそうだよ。