爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

24-03-20 爺様のアユ釣り

2024年03月20日 | アユ釣りを振り返る

 
二十四節気春分、最高気温∔1℃台、寒のさ中にもなかったような厳しい寒さの中、我が家の前では早朝からの電気工事。
昭和の電気屋さんだった爺様は、機械化された現代の工事の進め方を暫し眺めていた。

 

<中途半端からの脱却・7>

竿を寝かせた釣りで今日に至っている我ら高齢アユ師には、立て竿の釣りは全くの異文化なのです。
しかも早瀬の中をぐいぐい引いていたものを、引かず緩めずの腫れ物に触るような神経戦にはなかなか馴染めません。
しかし敢えてこの苦手を克服していかなければ、この後のアユ釣り人生は中途半端のままで終わってしまいます。
シンカーも背針も着けないノーマル仕掛け、ハリス長を鈎先が尾鰭スレスレに短くした3本イカリ、水中イトはPE かフロロ、目印は水深の約1.3~1.5倍ほどでスタートしてみます。
流れと直角に立ち位置を決めオトリをやや下流へ送り出して、オトリが尾鰭を振ってゆるゆる泳ぎ上るようにコントロールして行きます。
オトリの元気度が高い時には放っておいてもオトリ自身が好きな方向へ上って行きます。
この状態を人は「泳がれ釣り」とか言っていますが、この状態でもヘンに引き回したりするよりは野アユは遥かに反応してきます。
止まりそうになったら竿先を僅かに煽るかオバセを大きくとって動き出すきっかけを作ってやり、泳ぎが早過ぎると感じたら鼻先を軽く抑えるなどしてブレーキをかけます。
肝心なのは竿を支える掌にオトリの動きを感じながら、その信号と目印の動きだけで水中の状態をイメージできるようにしたいのです。
オトリの動きが止まれば、そこは流れの緩い浅場だけに根掛かりがし易くなります。
尾鰭を振って上流を目指そうとしている限り、滅多に根掛かりはしません。
と言うことで、短竿の操作性を活かして、常に細かくオトリに指令を与え続けているイメージで釣り込んでいきます。
これまでは超浅場での竿出しなどは経験があまりないご同輩には信じられないかもしれませんが、これは水温が上がる渇水期などには絶対的に有効な手段なのです。
これを続けて行く中で、オトリを行かせたい方向に引かず緩めずを保ったままで誘導することができたとしたら、それが究極の管理泳がせ釣りと言うものかも知れません。
因みに爺様の場合はそこまで到達するには時間が足りないような気もしてますが・・・

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