思うような釣果を上げないうちに、ついに9月に入ってしまった。
北東北のアユ釣りは、頑張ってもあと20日がいいところ。
閉伊川も気仙川も雌雄の特徴がくっきり現れ、下流部ではガサガサ肌の個体も出るようになった。
野アユの縄張り本能は次第に薄れ、激しい追い掛かりに遭遇することはなくなる寂しい季節の到来。
良型アユが群れて絡み合いながら産卵場へと落ちていく「トロ巻き」も近日中には見られるはず。
遡上の遅れデスタートは遅れたが、その後の成熟は順調、終焉は意外に早く来るのかもしれない。
オトリを泳がしただけで掛かる時期は既に過ぎ去り、この後は落ちる直前の荒瀬の大アユ狙いか、天然遡上後期群の小アユ狙いかのどちらかに絞り込む必要があるだろう。
何れにしても悔いの残らぬよう後半戦に臨まねばならない訳だが、9月前半はちょいと所用が・・・。