岩手山山頂の雪が融けると、黒々と露出する溶岩砂礫が大きく翼を広げた鷲の形を現す。
旧称「巌鷲山」の起源、今年は3月頃に早々と現れては新雪に埋まることを何度も繰り返した。
天候は徐々に下り坂。
午後になると雲が広がり、遠望する山々は灰色の中にかき消された。
柔らかな陽射しに替わって、向きの定まらない風が吹き荒ぶようになった。
裏の家の鯉のぼりが、今にもちぎれそうな激しい泳ぎを見せている。
珍しくオラがクルマを洗ったが為に、今夜からはきっと雨も降るに違いない。
明日予定していた釣行は、断念せざるを得ないかと・・・。