北のミサイル撃ち上げに日本中が揺れ動いた一日。
そう言えば北東北上空をテポドンが通過した3年前、仲間と気仙川で空を見上げていたっけ。
科学の最先端技術の結集が、成功に導くロケット打ち上げ。
北から送られてくる映像には、偉業を成し遂げようとする時の緊迫した空気は感じられない。
まるで生活感のない管制室で、ひたすらじっとモニターを見つめるだけの人間。
既に完璧な発射準備が整っているべきはずの時間帯に、発射台ではスパナでネジを締める人間。
点検口らしき箇所で腕を差し込み、何かを揺すっている人間も映し出される。
そもそも遠目ではあるが、ロケット本体外観の仕上げの悪さにも驚く。
北上川都南大橋で花火を打ち上げるんじゃないのだから・・・。
そんな光景、よくも恥ずかしくなく、外国メデァへの公開に踏み切ったものだ。
自信満々の北に対して、世界中誰一人として成功を確信した者はなかったはず。
とにもかくにも、人騒がせな一日が終わった。
次は近々中に地下核実験が行われるのだろうが・・・。
飢えに苦しむ人民を放置したままのあの国、いったい何処へ行こうとしているのか・・・。