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ドラフト6位が活躍・阪神タイガース・無名男の反骨心

ドラフト6位で活躍

無名の男を支える反骨心

阪神タイガース・いわざき・すぐる

無名の背番号67・岩崎 優(22歳=いわざき・すぐる=年俸670万円)がまた大活躍した。

去る4月2日中日戦に初登板、初先発し、初勝利を挙げた岩崎 優投手は「投壊の阪神に救世主現る」と、報じられた。

 9日の対DeNA戦で先発、7回を1点に抑え1対1の同点で交代、8回表から福原に変わったところでその裏に味方が3点を追加、4-1とリードしたが福原が9回表に2点を取られたものの何とか踏ん張って4-3で阪神の勝利(福原2勝1敗)。

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「ここまで活躍するとは思っていませんでした」スポーツライターの安倍昌彦氏がこう言った。

9日のDeNA戦、阪神のドラフト6位左腕。

岩崎 優(国士舘大=東都大学リーグ)が7回1失点と好投。

 安倍氏が岩崎を知ったのは、彼が清水東高(静岡)時代、まだ外野手をやっていた時だった。

 「静岡に左打ちでパンチ力のあるいい外野手がいると聞いていたが、清水東高は進学校、岩崎がいた頃も夏の大会で2回戦で敗退しているように才能はあれども、ほぼ無名の存在だった。

 大学に進学して1年秋から4番を打ち、打者として生きていくのかと思ったら、2年春から投手デビュー。今まで、投手をやっていたような、球持ちの良い切れのあるボールを投げた。外野手から投手に転向したケースでは、勢いに任せたいわゆる『野手投げ』をする選手が多いもの。いわゆる高校から本格的に投手をやっていたら、もっと騒がれていたでしょう」

 ボールに切れがあり、打者の手元で伸びる。特にカーブ、スライダーの低めの制球力があり、2日の中日戦(15-0で初勝利)同様、DeNAの打者は皆、差し込まれていた。性格もプロ向きの様だ。

 試合後、ブランコにソロ本塁打を浴びたことについて、『欲を言えば打たれた一球が悔しい』と新人らしからぬ言葉を口にした。

 「進学校の清水東高から『プロに行きたい』と厳しい指導で有名な国士舘大に進学、4年間を耐え続け、しかも投手に挑戦して新たな才能を磨きあげた。

よほどの根性と反骨心がなければ、やっていけない。

人気球団の阪神で、熱狂的なファンが多い甲子園のマウンドで涼しい顔をして投げていることがそれを証明している」(安倍氏)投手事情が苦しい阪神で最も安定感のある投球を続ける。

 和田監督が「大胆かつ細心に持ち味を発揮してくれた」と評価した“無名の男”は頼りになる。

背番号67 大吉霊導 ・長上より助けを受けて物事通達し、諸般の運び支障なく、天賦の康寧に乗じて志節を舒(の)べ、家運盛大、富栄を来たす。

 

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