yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

御成街道

2014-01-07 07:41:54 | 歴史
千葉市の拙宅の近くに立派な旧街道が通っています。御成街道です。「御成り」とは将軍が目的地を訪問することですが、東金御成街道は将軍の鷹狩りが目的でした。この街道は、船橋市から東金(とうがね)市に至る約37kmをほぼ一直線に結んだ道路です。(地図 下)徳川幕府草創期の慶長18年(1623)12月、徳川家康は佐倉城主土井利勝に命じて新たに道路を造らせました。いわば、「鷹狩り専用道路」です。造成工事には沿道の97箇村の農民が動員され、昼夜をおかず実行された結果、わずか15日で完成したということです。徳川家康は2度鷹狩りを楽しみ、秀忠、家光も通ったということです。
また、日光街道の脇街道として、江戸時代に整備された日光御成街道もあります。これは、
将軍が日光東照宮に社参する際に利用した街道です。本郷追分で中山道から分岐し、幸手宿で
日光街道と合流しており、別名、岩槻街道ともいわれ、岩槻藩主が参勤交代に利用しました。なお、将軍が日光を参詣する際には江戸城大手門から出発し、大手門、本郷、幸手宿を通り日光東照宮に向かいました。



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