梅雨入りと共に、ほととぎすが啼く時節になりました。この鳥は特徴のある鳴き方をします。「トッキョキョカキョク」とか、「テッペンカケタカ」「ホットンカケタカ・オトートコイシ」などという聞き倣しが知られていますが、確かに耳を澄ましていると「トッキョキョカキョク」と聞こえます。またこの鳥はなかなか見つけにくいのですが、梅雨の合間に空高く「キョキョキョキョ」と、啼きながら飛ぶ小さな鳥を見つけたら、ほととぎすかも知れません。
ほととぎすは古来、文学に頻繁に出てきます。
例えば百人一首にも有名な歌があります。
ほととぎす鳴きつる方を眺むれば ただ有明の月ぞのこれる (後徳大寺左大臣)
また、ご存知の通り、喀血した正岡子規の雅号「子規」はほととぎすのことです。他にもほととぎすは「杜鵑、時鳥、不如婦」などとも書きます。
不肖私も数年前に退院の時、ちょうど外からほととぎすの声が聞こえて来ましたので、次の駄作を詠みました。
退院をおくりくれしやほととぎす
ほととぎすの初音ひと声聞こえけり雨ふと止みたる夕べの空に (家内作)
ほととぎすは古来、文学に頻繁に出てきます。
例えば百人一首にも有名な歌があります。
ほととぎす鳴きつる方を眺むれば ただ有明の月ぞのこれる (後徳大寺左大臣)
また、ご存知の通り、喀血した正岡子規の雅号「子規」はほととぎすのことです。他にもほととぎすは「杜鵑、時鳥、不如婦」などとも書きます。
不肖私も数年前に退院の時、ちょうど外からほととぎすの声が聞こえて来ましたので、次の駄作を詠みました。
退院をおくりくれしやほととぎす
ほととぎすの初音ひと声聞こえけり雨ふと止みたる夕べの空に (家内作)