ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

肺気胸

2006-07-06 13:25:02 | ファミリー
 調度、右肺気胸を手術してから1年ほどで、左肺に穴が開き始めた。ああ、息子の事だ。今日手術の説明を聞きに行った。
 Drを待っている間の親子の会話・・・・
 母「また、恐い事言うんだよねぇ」
息子「そうそう、死人が出るとか、自分はまだ死人出して無いけど、可能性はあるとか」
 母「また手術の写真いっぱい見せるよ」
息子「あ~、またしばらく焼肉屋は行けねえな」

 呼ばれて、説明が始まった。Dr「え~、残念な事に毎年一万人この手術を受け、10人ほど死亡しています」・・・・・・やっぱ、そこからきたかあ。
Dr「幸いな事に私はまだ死亡例をだしていませんが、確率から言えばありえる事です」
そして、具体的な手術の説明が始まり、例の写真集を見せる。Dr「え~、これが今までで、一番悪い状態で、のう胞がたくさんありますね、・・・君のはもっと悪いから」・・・きたよ~、去年と同じ・・・息子をちらっと見ると・・・、やっぱり笑ってる。今、目を合わせたら確実に笑ってしまう、がまんがまん。
 Drは息子の多発のう胞を完全に取る方法を詳しく説明し、自分には空鏡手術でこの多発したのう胞を取る自信が無いから、開胸すると説明した。そして、空鏡手術を望むなら、最先端の専門の病院を紹介すると言う。息子は、先生に手術をお願いします、と言う。
 前にもその話で、他の病院に行って見るか?と尋ねると、息子は「俺、あの先生なら大丈夫だと思う、なんか職人!って感じだよねぇ」確かに愛想は無いし、「大丈夫です」なんて聞いた事ないし、いっつも最悪のケースの話ばっかりだけど、「私は事実しか言いません」「外側の傷より、いかに肺を最善の状態で残すかが、一番大事です」と、自分の仕事に自信を持っている事が覗える。
 説明が終わり、病室に戻り、母「お前さぁ、先生が真面目に説明してるのに笑うなよ」
息子「だって、去年と全く同じで、先にわかるんだもの。でもさぁ、資料の写真、去年もこれが一番ひどい、君のはもっとひどいってさぁ・・・一番ひどいの俺の写真にしとけって、資料新しくしろよぉ」・・・・・「でも今回、死人って言わなかったな?死亡例だって、・・・普通言わねぇよなぁ、死人なんて。変わってるよなぁ、あの先生」・・・・・
息子よ、お前も充分変わってるぞ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スイマーズショルダー 第15話 | トップ | 来週はジャパン! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿