今や身近、珍しくない・・・ガン

こんなにポピュラーな病気なのに・・・他人事のようだった

２年前に一度検査を受けていた、胸のしこり
良性だった・・・悪性になるようなものでも、ないらしい
・・・油断したなぁ・・・・
今年７月に、健診ついでに、腫瘍マーカーという、血液検査でガンの有無がわかると
いうものを受けた
【シロ】だった・・・安心してしまった

１０月に入り、大会シーズンも終わったところで、一応乳腺外科を訪れた
２年前と同じドクターだ
マンモグラフィーの写真を見ながら・・・
『う～ん、大きくなってますね、乳腺？　リンパの可能性が高いですね』
・・・あ～・・・リンパかぁ・・・悪性だったら、３年くらいかなぁ・・・
旦那には、言えないなぁ・・・よしッ！来年はオーストラリアに行くか
で、ドクターはリンパ腫を疑い、造影剤を投与して、全身を調べたいと・・・
しかし・・・わりと重い喘息のある私には、その造影剤が使えない事が判明

超音波検査と、組織採取してから、また考える事に・・・

で、検査結果・・・・エコーの写真で説明
『リンパじゃ無いですね・・・乳腺の端っこですね・・・で、このタマゴみたいなのが
乳腺に出来たのう胞です』
ラッキー！リンパじゃ無かった、寿命延びるかなぁ
『この、のう胞自体は悪性じゃないんです・・・通常は水が溜まったりします
あなたの場合は、中は血液です・・・ほぼ悪性ですね
中に出来たガンが出血してるんです』
ほほ～、なるほど～・・・
『この中身がのう胞の中に納まっていれば良いのですが、乳腺に延びていたり、
のう胞の壁から染み出ていると・・・ガンが広がってる事になります』
・・・・・あっ！先生、この間の採取の後、かなり内出血しましたよ
『えっ？見せて下さい・・・・あ～、手術前にもう一度、病巣を検査したかったんですが
やめましょう・・・中身を外に出したくないので・・・早く取りましょう』
えっと・・・出ちゃったのは？
『大丈夫です、ちゃんと放射線かけますから、心配しないで』
ふ～ん、なるほど～
『転移は、それを取ってから調べましょう、２回切る事になるかも・・・』
ああ、大丈夫です、何回でも切って下さい

と、ここまでは、既に前のブログでも書いたかな？

さて、『手術は日帰り』と聞いた私は、またまた軽く考えていた
当日は、一人で大丈夫だよ～、と・・・旦那は仕事だし、息子も学校
たいした事ではないし・・・車で行こうっと、思っていた
が、よく考えたら、肩の手術も軽く考えて、エライ目にあったので
やっぱり、電車で行く事にした、帰りはキツかったら、タクシーだな

当日を向かえ・・・さてと、そろそろ出発するかな・・・と、玄関が開いた
あれっ息子だ
何？どーしたの？
「俺が、連れて行くんだよッ」
え？何で？学校は？　一人で大丈夫だよ・・・
「一人息子が連れて行くって、言ってんだから、おとなしく連れて行かれなさい」
・・・はい、連れて行かれます
「何かあったら、病院だって困るだろ？」
はい、確かに仰せの通りで・・・

旦那に頼まれたのかな？って思ったけど、逆だったらしい・・・旦那曰く、
「アイツに言われたんだよ・・・いくら本人が大丈夫だって言っても、付いて行くのが
当たり前じゃないの？オヤジが行けないなら俺が行くよ・・・
本人には黙っててよ・・・言うと、大丈夫だからいいって言うに決まってるから
・・・って・・・そうだよなぁ・・・」

で、病院に行ったら・・・ナースが『ご家族の方、いらっしゃいますか？』って、
息子が・・・ほれ見ろって顔で・・・
『ご主人ですか？』「いやっ！息子です！」・・・くっくっく・・・

息子に手術の説明・同意書を渡す
【一部抜粋】
　　１、右乳房腫癌を認め、増大傾向がある。組織学的な検索が必要。
　　２、局部麻酔下に切除を行う。
　　３、合併症：出血、感染、等
　　４、病理結果により、追加切除、放射線照射等が必要になることもある。

待っていた息子には時間が長く感じた様だが・・・１時間強

手術室は３回目だが・・・ドクターは女医、で、ナース２名、全員女子は初めて
う～ん、なんかテレビドラマみたいだなぁ・・・・　
局部麻酔は効かないんだよな～、指の神経接続する時、地獄の２時間だった
効かないので、麻酔を足したら、血圧がガクッと下がってしまったので、
痛くても我慢した

眠くなる点滴をされた・・・「寝ちゃっていいですよ」
あ～、フッと眠れるやつだぁ・・・フッと・・・
ところが・・・切られてる痛みがハッキリ解り、目が覚めちまった

思わず、ピクッと・・・「痛いですか？」大丈夫です、痛みには強いので・・・
今、筋肉から外しますから、ちょっとひびきますよ・・・
どおってこともない・・・

癌って聞いても、手術直前でも、手術中でも・・・我ながら、全く普通の状態
・・・【鈍感力】かあ・・・鈍すぎるのも困るかな
でも、自分で良かったって、つくづく思う・・・って、ことは息子は心配してるだろうなぁ
ヤツの方が、手術回数は先輩だからなぁ

摘出したブツは自分の親指くらいあった・・・見た感じからして汚い、悪そうだ　

痛みは、いくらか麻酔が効いているので、問題なし
これなら、車も運転出来るじゃん、って、ヘラヘラしてたら
立ち上がったら・・・クラクラ、フラフラする
しばらくすると・・・痛い
「切ったんだから、当たり前だろッ」　また怒られたぁ

おっと、何時までもパソコンいじってると、息子に怒られます
　　　　　　

ご心配頂いた皆様、ありがとうございます、YOSSYは元気です