ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

『体に無理をさせない、いつまでも楽しい水泳を』シリーズ、背泳ぎ編

2014-01-14 21:39:24 | スイム話
昨年は大雪だった、成人の日・・・
今年は空気は冷たいモノのお天気に恵まれました
今回で3回目の新日本スポーツ連盟東京水泳協議会技術講習会

『体に無理をさせない、いつまでも楽しい水泳を』をコンセプトに、
2年続けてバランスクロールを提供させて頂きました
今回は、そのコンセプトで背泳ぎを依頼されまして、
考えに考え抜いた「リラックス背泳ぎ」を提供させて頂きました

背泳ぎが苦手、好きになれない、諦めていた方に是非!という内容です

朝の9時半から夕方の5時まで、「リラックス背泳ぎ」の世界に浸って頂きましたよ

参加者のみなさま・・・背泳ぎが苦手だから、と受講された方が目立ちました
指導する立場でも、苦手だと困る事がありますよね
足が沈んでしまう、という方が多かったですね・・・
教えている生徒さんにも、足が沈んでしまうのを改善させてあげられないという悩みも、

後は、腕が疲れる割には進まないとか、25mで苦しくなるとか、

バランスクロールもそうですが、まずは体のポジションと姿勢を造る事でだいぶラクになりますね

背泳ぎの足が沈むというのをまず解決しないと、良いポジションも姿勢も維持出来ないですね
つまり、まずは足が沈まない様になれば、だいぶラクになるって事です

あくまでも「リラックス背泳ぎ」ですから、競技志向は無いです
そこん所をご理解頂きたい

競技の為以外にも水泳はとってもステキなスポーツです
多くの人達に楽しんで貰いたいという願いから、速くなくてもいいじゃないか、って考えですよ

でも、基本的なことは押さえてあるので、これでもタイムアップする人が多いですね
でも、リラックス背泳ぎですから、一番嬉しいのは、『気持ち良くなった』という言葉です

午前中は、座学で物理的にラクに泳げる事を説明
プールで行うことを予めクラスルームでリハーサルしてから、プールへ

基本の姿勢造り・・・これはバランスクロールとほぼ同じ、
頭はスイカでレントゲンポジションですね

この姿勢が呼吸もラクですから、そのまま上向きに浮いて頂いて
沈まないキックの習得から入ります

なんで、沈むかって・・・上に蹴りあげる割合が大きいんですね
それと、蹴ることに力が入り過ぎて、しなやかなキックにならない、
なので、いっそ蹴るという意識を捨てちゃいます

どうするかって?・・・混ぜ混ぜするだけです

混ぜ混ぜする場所が肝心です
フラットに浮いた、その足がある所に一つの水の塊を想像します
そしてそのまあるい一つの水の塊を左右の足の共同作業で混ぜ混ぜするんです
そうですね・・・イメージとして直径25センチくらいの塊でしょうか・・・

塊を壊さずに、混ぜ混ぜするだけですよ、両足を使ってね、
まあ、それに詳しい説明が付きますが・・・角度だとか、足のどこを使うとか、

ともかく、みんなで混ぜ混ぜキックです・・・
すると、多くの人が足が浮いたままになりますね、
で、まだ沈んでしまう人達にも、混ぜ混ぜキックで足を上げてくる練習法を伝授

足を水底に付けた所から混ぜ混ぜスタートすると、序序に上がってくるんです

あちこちから『あ、上がってきた!』『上がってる、上がってる!』って声が聞こえて来ました

この混ぜ混ぜキック、とても楽しそうに練習していました
体が感じる感覚として、足の指がプルプルしますよ、と伝えると
混ぜ混ぜキックが、あるコースでは『ビロビロキック』と名前を変えてました
『あ~、指がビロビロしてる~』って、ね

このキック、私のスクールでクロールでも使うんですが、
その時は『コネコネキック』といって、水の塊はハンバーグの種になってます

その先は、バランスクロール同様、シーソー原理の腕の重さを利用した体重移動で泳ぎました
プル動作も、無理の無いところだけ掻けば良いという、省略プルですよ

苦手だという声が多かったのに、1日中背泳ぎは、どうだったのかな~?

終わってみれば・・・少し好きになった、すごくラクになった、いくらでも泳げそう、
という声が聞こえて来て、ホッとひと安心しました

講師が私一人なので、いつもバディ体制で実技を進めます
すると、お互いに意見や感想を言ったり、またバディだけでなく、コース単位でチームとなり
色々と情報交換しながら、工夫がされはじめたり、とても意欲的な実技となって、
私にとっても大変学ぶ事の多い講習会でした

楽しくて、とてもステキな1日となりました
本当に、皆さまありがとうございまいた


コメント (2)
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