ＬＤＳＳｉｎ辰巳

さて、不調で臨んだ今年のＬＤＳＳ

不調であっても、楽しいのがＬＤＳＳ
マスターズの大会にはない、このなんとも開放的な雰囲気が好きだ
今回は、オーシャンスイム練習会のメンバーと１０名で参戦
プールの大会が初めてのＣＨＥＥちゃんは、かなり緊張した様子で、
「練習してないんです、どうしよう」
『ああ、じゃあ練習と思って泳げばいいじゃん』
「そうか、そうですね」

これって、自分自身にいってるようなもんだよ
今年の大会は海もプールも軒並み撃沈してるからね、
今日の３０００ｍも何分落ちになるのやら

昨年のタイムでエントリーしちゃったから、速い２組目の５番スタート
６番目の人の邪魔になっちゃうな～
と思ってたら、６番の人は欠場
これで、抜かれるだけで気楽に泳げるぞ

１番２番スタートは慶応葉山
頼むよ～、抜く時は静かにね
な～んて甘くないのだ
二人でバトルしている様子で、抜き方もかなり強引
これは、大人の私が気をつけなくちゃな
特に壁際は要注意

１番手の子は、軽く１回足にタッチしてくるので、右に避けてあげる
２番手の子は必死に１番手についていっている様子で余裕がないので要注意
ターンの時に強引にインに入って来るので、並んでターンする形で、
ターン後は私が避ける
で、また壁手前で１番手が抜いて・・・
また並んでターンだろうと思ってターン中に横確認・・・いない
あれ？どこ？と思ったら、ターンした私に正面から来るではないか
並んでターン出来なかったのに、強引にインに入って来たようだ
一瞬の出来事だったが、
とっさに、頭を低くして深めに壁を蹴ったが、うわっぶつかった
私の頭に少年の体がぶつかり、キャップがズルっと脱げかかってしまった
なんだよまったく普通なら正面衝突だよ
いつもオーシャンスイム練習会で、状況把握判断がいかに大切か、を指導している私
ＯＷＳのスタートバトルだって避ける技術が必要なんだ
我ながら、とっさによくぞ回避したな～、って感心感心
でも、このままではキャップが脱げる
ターン後のけ伸びの時間で直した
あ～、ゴーグルずっこけないで良かったよ
でも、私のゴールをプールサイドで待ってたらしく、
上がったら、すぐに「スミマセンでした」ってあやまってくれたよ

それで、泳ぎの方はというと・・・
相変わらずのフォームの定まらないことといったら、まったく、どうなってんだか
考えて考えて・・・スッと上手く行く時がたま～にあったりして、
あ、この感じかな
と思うと、また進まなくなる
これは、ラップにも現れていて、もうペースがメチャクチャ
昨年まではイーブンペースで泳げてたのに、いったいどうしてこんな事に・・・
タイムは・・・５４分かかると思っていたが、
５３分２０秒で、一応エイジ１位
昨年の２分落ちで嬉しさ半分だけど、まあ素直に喜んでおこう

自分はこんな有様だったけど・・・

ついに、ついに、この時がやってきたのだ
大食い弟子がついに、１５００ｍを２６分切った
先月今月とフォームメンテナンスしたから、結果が出て物凄く嬉しい
私は今年の１５００は２６分切れてないから、ついに私を越えたんだ

嬉しい嬉しいと喜んでばかりじゃダメだよね、
私も上を目指さないと

大幅にベスト更新した弟子に、凄いね、やったね！と声をかけると・・・
「ＹＯＳＳＹコーチに言われた事をズーッと気を付けて泳ぎました、
　すごく気持ち良く泳げたんです、嬉しい」

『そうか、凄いね！・・・で、私、何て言ったの？何を気を付けて泳いだの？』
「え～？やだなぁ～、コーチが教えてくれたんですよ、本当にコーチのお陰です」
『だからさ、私のなんて言ったことを気を付けたの？』
「レッスンでいろいろ直してくれたところですよ～、
　もう、コーチ、自分で自分をコーチして下さい」

それがさ・・・難しいんだよ～