山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北陸・関西・中四国への旅 レポート <第9回>

2014-11-17 07:56:37 | くるま旅くらしの話

【今日(11/17)の予定】 

  道の駅:たからだの里さいた →(R32・R319他)→ 丸亀港(船便往復) ⇔ 塩飽本島 →(R11他)→ 松山方面(未定)

 【昨日(11月16日:日)のレポート】  天気:晴  走行111km

<行程>

道の駅:黒井山グリーンパーク →(岡山ブルーライン)→ 早島IC →(瀬戸中央道)→ 鴻の池SA → 与島PA → 坂出北IC →(県道他)→ 丸亀城跡探訪 →(R319・R32・他)→ 道の駅:たからだの里さいた (泊)

<レポート>

 以前に泊った時には夜間のトラック騒音に悩まされたのだが、昨夜は奇跡的といっていいほど静かで、何の心配もなかった。この頃はトラックのマナーもかなり良くなってきているのを実感した一夜だった。昨日までの毎朝は寒さでブルッと来る感じだったのだが、さすがに瀬戸内側に来ると寒さもぐっと和らぎ、室内の気温も10℃を少し上回っていた。外に出て少し上の方に歩くと、小さな広場の脇に何本か植えられている冬桜が満開に近い花を咲かせていた。そろそろ花の少ない季節となっており、この時期に桜が見られるのは嬉しい。

     

道の駅の傍にある小さな公園には何本かの冬桜が満開近くになっていた。冬桜にしては花が大きいのが嬉しかった。

この道の駅は農産物が豊かに並べられており、地元の人たちを初めかなりの人々が野菜などを求めて開店前から集まっていた。自分たちもキャベツやミカンなどを買い入れたが、いずれもいい品質のもので気持が良かった。キャベツはさっそくその半分を漬物にした。ミカンは果糖が多いので、食べ過ぎないようにするためにも少量を買い入れるにとどめた。

 さて、今日は特に目的もない移動日である。瀬戸大橋のある瀬戸中央道を渡り、四国に入ったら、取り敢えず丸亀城跡だけは見ることにしており、その先のことはまだ決めていない。その時の状況でどうするかを決める考えでいる。水を補給したりして、出発は10時過ぎとなった。ブルーラインという県道を走って、少し先にある道の駅:一本松展望公園に寄り、しばし瀬戸内海の島々の景観を楽しむ。この辺りから小豆島や名も知らぬ島々が幾つか展望できた。その後は、再びブルーラインを走り、いつの間にかR2に入って岡山市街を通り抜け、早島ICから瀬戸中央道で。少し走って鴻の池SAにて小休止する。ここからは瀬戸内海は見えず、大橋が見えるのはもう少し先である。瀬戸大橋を車で渡るのは初めてであり、自分はその昔開通間もない頃に電車で渡ったのを覚えているが、その時は夜の時間帯で、遠く坂出の町の灯かりが見えただけだった。相棒は全く初めての瀬戸大橋である。3本の本四架橋が完成して以来、この瀬戸中央道だけは何故か、まだ一度も通ったことがなかったのは、不思議といえば不思議である。

 直ぐに出発して、少し走って与島PAという所で一旦下に降りて、しばらく休憩する。瀬戸大橋の中間くらいの距離なのであろうか。どれが大橋なのか判らないけど、とにかくスケールの大きい橋がつながっているのが見える。橋の下部を走る電車も何回か見ることが出来た。PAの建物の中に讃岐うどんを食べさせてくれる店があったので、昼食にすることにして、おろし生醤油かけうどんというのの大(盛り)をオーダーした。久しぶりの讃岐うどんは美味かったが、あまりにも量が多過ぎたので、全部食べるのに苦労した。四国高松に5年ほど住んでいたことがあり、うどんの美味さは承知しているけど、やはり今までの一番は、宇高連絡船のデッキで食べたかけうどんだなと思った。今はもうその連絡船もなくなって久しい。1時間ほど休憩して坂出の方に向かう。

    

与島PAから坂出方向に向かっての瀬戸大橋の景観。遠く右手にかすんでいるのは讃岐富士。40数年前の四国暮らしを懐かしく思いだした。

 坂出北ICで下りて、丸亀城跡に向かう。丸亀は何度も通っているのに丸亀城を訪ねるのは今日が初めてなのである。何時も国道を走りながら遠くに天主閣らしきものがあるのを望遠しているだけだった。今日は天主閣のある本丸まで上がって、じっくり散策することにしている。駐車場に少し迷ったが、路上パークOKの所を見つけてそこに車を停める。入り口の門からは少し遠かったが、先ずは停めることが出来て安堵した。

 初めて近くで見る丸亀城は、昨日の赤穂城よりも判りやすい城郭をなしていた。天守閣も摸造ではなく本物である。特に石垣は高さがあり、風格があった。近年かなり手を入れて修復を行ったらしい。現在はその修復も終わって、逞しく往時の世界を浮かばせてくれている。三の丸辺りは回廊の散歩道があり、ぐるっと一回り丸亀の町を眺めながらしばし殿様気分になって歩いてみた。その後、二の丸、本丸と登って、写真などを撮ったりした。天守閣は先日の丸岡城と比べて少し小さいような感じがしたが、もしかしたらそれは間違っているのかも。相棒は中に入って行ったけど、自分は止めて城下町の景観を展望することに集中した。以前住んだことのある高松にも高松城があり、その跡が残っているけど、高松城は海辺の水城であり、この丸亀城と比べると、展望には雲泥の差がある。こちらの方がずっと大きな景色を見ることができる。

    

丸亀城天守閣の雄姿。今まで櫓だと思って見ていたのだが、これはとんでもない誤解で、本物の天守閣だった。

    

天守閣を支える石垣の美。どの城跡に行っても石垣の見事さには圧倒されるものがあるが、この丸亀城は特に見事だなと思った。

    

丸亀城の本丸から見た坂出方向の瀬戸大橋の景観。この城からは360度の景観が俯瞰できる。

 1時間ほどで下に降りて、車に戻る。相棒は更に欲張って、城内の案内所で名物の丸亀うちわの実演制作をしているのを見に行ったようである。丸亀は40年ほど前に高松に住んでいた時にはうちわ暮らしか知らなかったのだが、今でも往時のうちわ制作の勢いが残っているのだろうか。ま、そのことは相棒に任せることにした。車に戻り、今日の宿を何処にするか検討した。温泉に入りたい考えが強く、調べた結果、三豊市の財田町にある道の駅:たからだの里さいたには温泉が併設されているので、そこへ行って泊ることにした。明日はもう一度丸亀港に来て、そこから船に乗って本島に渡り、笠島地区の重伝建の町並みを探訪する考えでいる。

 15時半には道の駅に到着。今日は日曜なので、駐車場はかなりの車であふれていた。しかし、夕刻になるといつもの静けさを取り戻したようで、我々の泊りには何の支障もなかった。

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