満天星 空失いて 此処に咲く
満天星の 煌めきて 春定まれり
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「満天星」と書いて「どうだんツツジ」と読む。先日何やらのクイズ番組のようなものをちょいと覗いたら、難読文字を読み当てるような問題が出されており、回答者の多くが首をかしげている中で、超一流大学卒というお笑いタレントらしき人が、みごと「どうだんツツジ」と読み当てていた。これを見ていて、TVを見ている殆ど多くの人は、「さすが○○大卒は違うな」と、ご本人よりも○○大卒の方を納得して首肯しているのだろうなと思った。このような場合、本当はご本人が学問ではなく多くの読書や経験などから正解を読むことができているというのが真実なのである。同じ○○大卒であっても、読めない人は結構多いのではないか。
実は、自分はこの正解は○○大卒の方の答える前に、直ぐに解った。クイズや難読などには全く興味はないのだが、読めない字にぶつかった時は、直ぐに必ず調べるようにしているだけなのだ。満天星もある本を読んでいて何の事かと妙に気になって調べた結果これが「どうだんツツジ」であることを知っていた次第。
それにしてもなぜどうだんツツジが「満天星」なのか。それはこの写真を見れば瞭然のことである。元々は中国での命名とのことだが、この樹の花の咲きぶりを見れば、まさに満天の星なのだ。今の日本には夜空に満天の星が見られる場所は殆どない。せめて地上に咲く満天星を見て、遠い日の夜空の煌めきを思い出すだけである。
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