山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘17年 北陸・山陰・山陽・関西巡り旅 レポート <第14回>

2017-11-17 06:12:05 | くるま旅くらしの話

 【今日(11/17)の予定】 

 Aさん宅に滞在(津山往来の探索に随行する予定)

 

【昨日(11/16)のレポート】 天気: 晴れなれど雲多し

 道の駅:醍醐の里 → 道の駅:かもがわ円城 → 小森温泉 → 道の駅:かもがわ円城 → 井山宝福禅寺 → Aさん宅(泊) 

<レポート>

 昨日は後半から調子が狂って思わぬ泊りとなってしまったのだが、今朝は相棒の調子も回復して、今日の進行への心配も無くなって安堵する。この道の駅の朝も冷え込みがきつく、朝は起きるのに億劫さを覚えるほどとなっていた。朝食の前に付近を40分ほど散策する。駅舎の裏を備中川というのが流れており、その上流の方に名木の醍醐桜という樹齢推定1千年の桜の木があるという。残念ながら今の季節ではその素晴らしさを鑑賞することはできないので、川筋を少し歩くに止める。その途中に川の中を泳いで動くものがあり、目を凝らしてみたのだが、どうやらそれはカワウソの様な動物だった。カワウソが本当にいるのか疑問を抱きながら見ていたのだが、気づいて慌ててシャッターを切った。しかし良く写らなかったので、動画に切り替えて辛うじてその姿の一部を捉えることが出来た。あとでPC画面で見てみたが、巨大なネズミのようにも見えて、疑問は消えなかった。朝の出来事であった。

 今日は待望の倉敷に住むAさんとの再会を果たす日である。午後15時過ぎにお訊ねすることを伝えてあり、それまでは昨日果たせなかった入浴などを済ませながら過ごすことにしている。先ずは近くにある道の駅:かもがわ円城という所に行って入浴の時間が車で過ごすことにして出発する。初めて訪ねる道の駅だった。行って見ると駅舎前の広場に白菜を入れたポリ袋がずらりと並べられているのを見て驚いた。どうしてなのか判らなかったが、訊いて見ると、ここの白菜は筋が柔らかくて全部食べられるのだとか。見た目には判らないのだが、食べてみれば実感できるのだろうと思った。こんなにたくさんの白菜が並んでいるのを見たことが無い。知る人ぞ知る人気の白菜なのだなと思った。Aさんへのお土産(?)に1個を買い入れた。

 11時から入浴できるのを確認して、近くにある日帰り温泉施設の小森温泉という所に向かう。行って見ると、今日は平日なので貸切風呂しか営業していないという。少し割高にはなるけど、離れの小じんまりした小屋があり、そこに岩風呂が設けられていたので、入ることにした。鉱泉の沸かし湯だというけど、とても温まる良い風呂だった。1時間ほど入浴を楽しむ。

隠れ宿といった風情のある小森温泉の貸切風呂の建物。

 その後はもう一度道の駅に戻り、昼食を済ます。あとはAさん宅に向かうだけなのだが、少し時間があるので、先にAさんから情報を頂いていた総社市にある井山宝福禅寺という所に参詣することにした。このお寺は雪舟が幼い頃に修行に入り、修行に身が入らないのを戒めのために柱に縛られた時に涙を足を使って描いたネズミの絵が本物のネズミと間違えられたという逸話の残るお寺でもある。名刹と言っていいと思う。行って見ると境内に多くある山もみじの紅葉が美しかった。その中に佇立する三重塔が一段と凛々しかった。この塔は古く、修理を経て少し新しくなっているけど、国の重文指定の文化財でもあるとか。ここに寄って良かったなと思った。

 井山宝福禅寺の仏殿の景観。これが拝観のメインの建物だと思うが、雪舟の逸話伝説が残る場所の方丈はこの右側にある。

国の重文指定の三重塔。境内の中では最も存在感のある建物である。

 その後はナビに従って、倉敷市真備町にあるAさん宅に。あまり道を違えることもなく無事到着する。再会を果たして嬉しかったのだが、何とAさんご夫妻は2Wほど前に交通事故に遭い、車をオシャカニされてしまったとか。ご夫妻とも怪我をされており、治療中だともお聞きし驚いた。幸い普段の行動には特段の支障は無いとのお話だったが、車が壊れて使い物にならないほどの事故だったのだから、無理をされないようにと、心からそう思った。その後は奥さん心づくしの手料理で乾杯し、更には今日手に入ったという殻付きの牡蠣をご馳走になりながら2度目の乾杯を重ねて、遅くまで歓談が続いた。相棒と奥さんの女性陣の圧倒的な話の続く時間だったが、男性陣にとってもそれなりに心満たされる時間でもあった。

 

 

 

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