山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北海道旅くらしのレポート <第5回>

2014-07-24 05:32:29 | くるま旅くらしの話

【今日(7/24)の予定】 

  道の駅:アップルスペースよいち →(R229・R5)→ 小樽市内・知人宅 →(R5・銭函IC)→(札樽道)→ 北広島IC →(道道)→ 知人宅(泊)

 

【昨日(7月23日:水)のレポート】天気: 雨後くもり 

<行程>

道の駅:YOU・遊・もり →(R5)→ 道の駅:くろまつない →(R5)→ 道の駅:ニセコビュープラザ →(道道)→ 真狩湧水 →(道道)→ 道の駅:ニセコビュープラザ →(R5・R229)→ 道の駅:アップルスペースよいち(泊)

<レポート>

森町の朝は雨だった。昨夜はずっと雨粒が車の天井を叩き、朝になってもその勢いは一向に衰える感じはなかった。こんなに雨が降り続けると又ゾロどこかで被害がなければいいがと心配になる。2時頃に起き出し、ブログの記事を書き始めたのだが、その間ずっと雨は勢いよく降り続けて、やはり異常気象が気になるのは仕方がないことではないか。7時頃になってようやく小降りになり始めたようだった。今日は移動日、なるべく早く雨は上がって欲しい。降るならばタイヤの摩擦熱を吸い取る程度の優しい降り方であって欲しいと願う。7時過ぎに朝食を摂った頃はその願望が少し通じたようだった。

8時過ぎ、ナビで朝ドラを見た後出発となる。その後は降ったり止んだりの天気が続いた。森町の道の駅を出た後しばらくは海岸線の道に出て、八雲から長万部と、平地の長い道が続く。少し離れて山寄りの方に高速道が走っているけど、そこを通っている車は殆どいないようだった。R5も高速道もさほど変わらない走行環境で、制限速度の差はあっても、R5で制限速度以内の走りをしている車は見られない。大型のトレーラーが追い越し禁止区間の中を制限速度に近い走り方をしている普通車を追い越して行ったのには驚かされた。

長万部からは、噴火湾に沿って走るR37を行く車が多くて、R5の方は自分たちだけとなった。山沿いの道は敬遠する人が多いのかもしれない。我々にとっては幸いである。貸し切りとなった道路を辺りの緑の景色を楽しみながら、しばらく走って間もなく黒松内の道の駅に着く。ここでしばらく休むことにする。黒松内の道の駅は、ちょっとおしゃれな雰囲気があり、それはパンとハムやソーセージといった洋風の食べ物が販売されていることによるものであろう。人気があるらしく、これらを求めて立ち寄る人が多くて、今日もかなりの車が停まっていた。相棒はさっそくパンのコーナーに向かって行ったようである。自分は地元産の野菜売り場に行き、採れたてのジャガイモを一袋買う。100円也。これを昼に茹でて食べようという算段である。傍に洗い場があるので、さっそく土を落とすことにした。採れたてなので、表皮がきれいにはがれて、すべすべしたピカピカに光るジャガイモとなった。お昼が楽しみである。このようなバカな行為をする来訪者は自分一人らしく、地元のジサマが寄ってきて、今から茹でるのかい、と珍しそうな顔をして声をかけてくれた。

10時30分、黒松内の道の駅を出発。次はニセコ経由で羊蹄山の麓にある真狩村の湧水を汲むことにしている。家を出て以来5日目となり、この間に使った飲料水のペットボトルは既に6本になっていた。相棒は新しいペットボトル区分するためにと、ラベルをはがして準備をしていた。羊蹄山麓には何ヵ所かの湧水があるようだけど、京極町の噴出し公園が一番有名のようだ。しかし、ここは水を汲むのには少し不便さがあり、自分たちはいつも真狩の湧水を頂いている。

ニセコの道の駅の脇を通って、真狩村の方へ向かう。11時を少し過ぎた頃か。間もなく水汲み場に着く。今日もかなりの人が水を汲みに来ていて、少し離れた場所に車を停める。空のペットボトルは相棒が担当して、自分の方は車の水槽を満たすべく、10Lのポリタンで何回か水を運んだ。何度来てもこの湧水のパワーには圧倒される。壮観である。ひんやりとする冷たさで、真に美味なる名水だ。商売に使うのか、4Lの焼酎のペットボトルの空の奴を50個近く持ってきて水を詰めている人がいるのに驚いた。誰がどれほど汲んでもここの水は尽きることはなさそうだ。満足して水汲みを終える。

その後は、ニセコの道の駅に行き、昼食休憩とする。丁度正午近くで、ジャガイモを茹で始めたら正時を告げるサイレンの音を聞いた。相棒は売店の方に行ったまましばらく戻って来なかった。ここの地元野菜の売り場は、人気があり多くの来客がある。我々もこの時期はここで新鮮な野菜を買うのを楽しみにしている。相棒はそれを味わいに行ったのであろう。火を使っているので、車を離れるわけにはゆかない。ジャガイモが茹であがる少し前の頃にようやく戻ってきた。何種類かの野菜を手に入れて来たようだった。ようやくジャガイモが茹であがって、自分の昼食となった。相棒はジャガイモはあまり食べない。何やらパンの様なものを食べていたようだ。今日のジャガイモはトウヤという品種である。新鮮なので、美味いに決まっている。小粒のものを十数個茹でたのをあらかた腹に収めてしまった。他に食べたいものはない。これが自分の今日の昼食である。

昼食の後は野菜売り場を覗いてみた。生産者の方がこの売り場を運営しているのか、レジ以外にも何人かのそれらしき人たちがいて、お客さんに声をかけたり、要望などを承っているようだった。その熱心さが伝わってくる。守谷の常磐道のSAに新設された地元野菜の販売所では、11時開店などという殿さま商売をやっているけど、このニセコの農家の人たちの姿を見たら、どう思うだろうか。感動するよりもあきれ返るのか。その反応を見たいものだ。自分は普段から守谷の農家の怠慢ぶりに怒りを覚えているので、このニセコの農家の人たちの取り組みの姿を見ると、感動してしまう。知人たちと食べようと考え、スイカを一個買い入れた。

13時過ぎニセコの道の駅を出発して、あとは今日のゴールの余市の道の駅を目指すだけ。先ほどまで時々雨粒が落ちて来ていた空も、しばらく走っている内に雲が割れてきて明るくなり、もう雨の心配はなくなったようだった。峠らしきトンネルを潜り坂を下るとサクランボで有名な仁木の町に入る。道脇にサクランボの畑と売店が並んでいる。もう終りに近い時期なのかもしれない。数は少なそうに見えた。それらの景色を通り抜けると余市の町で、間もなく道の駅に到着する。14時半少し前だった。

先ずは、風呂に入ることにする。近くに余市川温泉というのがあるので、歩いて行くことにした。余市は日本人最初の宇宙飛行士の毛利さんの出身地で、その出来事を記念しての建物や装置などが道の駅にも備わっており、駅名も「アップルスペースよいち」と、毛利さんの偉業に因んでいる。余市川温泉にも宇宙の湯と書かれていた。道の駅からは余市川の橋を渡って5分ほどの距離にある。もう何度もお世話になっているのだが、こんなに早い時間での入浴は初めてのことだった。1時間ほど温泉を味わって、さっぱりした気分で車に戻る。

夕刻までにはまだ大分時間があるので、取り敢えずビールを一杯やって午睡をとり、その後で夕食にしようと、寝床に入ったのだが、相棒はその後ちゃんと起きたらしかったが、自分は目覚めるのを忘れて、気づいた時はもう21時を過ぎてしまっていた。これでは夕食など論外で、眠りが尽きるまではそのまま行ってしまおうと、再び寝床の中に定着する。とんだ一日の終わりとなったのだった。

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