山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

06年 北陸・中四国晩秋の旅(第24日)

2008-12-08 04:37:21 | くるま旅くらしの話

第24日 <12月06日()

道の駅:宇陀路大宇陀→(R370R369)→道の駅:針TRS(奈良市)→(東名阪道・R1R23経由みえ川越ICから伊勢湾岸道)→刈谷SA→(東名袋井ICで出てR1へ)→道の駅:掛川(静岡県掛川市)→(R1)→陸野宅(静岡県藤枝市)→(R1R473・県道経由)→道の駅:川根温泉(静岡県川根町)(泊)<327km

今日はかなり走ることになりそうなので、少し早めに出発することにする。天気は良さそうだ。榛原(はいばら~宇陀市)から都祁(つげ~奈良市)に抜け、針ICから東名阪道に入り、ひたすら名古屋方面を目指す。順調な流れで、予定より少し早めに亀山の関JCTに着き、ここからはR1に入って四日市へ。この間の流れも順調だった。四日市でR23に入ったが、さすがにこの重工業地帯は大型のトラックやトレーラーなどが多くて混雑しており、所々渋滞がひどくなっていた。名古屋を通過するには、伊勢湾岸道路を利用するのが一番だと拓は思っている。今までは正直に東名阪道を使っていたが、新しく出来た伊勢湾岸道は、道幅も広くまた今まで見ることもなかった名古屋港などの壮大な風景を巨大な橋の上から見ながら通過することが出来る。東名に入るには時間的にも遙かに早い。名古屋の街中だけは、今のところ一般道で通ってみたいとは思わない。今日は藤枝に住む、邦子どのの妹の所にも寄る予定なので、東名も袋井までは使うことにした。四日市郊外の、みえ川越ICから伊勢湾岸道に入り、途中刈谷SAにて小休止。

未だ11時前である。ここのSAのトイレは変わっている。男性用は銀ピカなのだ。邦子どのの話によると、女性用トイレは超デラックスで、入口の赤い絨毯を踏んで入って行くと、中央に休憩用のソファが置かれており、その周囲が木のドアで作られたトイレ個室となっているとか。その様子にびっくりしたとのことだった。どのような意図でトイレに力を入れたのかは解らないけど、面白いことは面白いなと思った。

SA内には名古屋名物のえびせん(エビ入りせんべい)の専門売店があり、様々な種類のえびせんが売られているが、その中に真っ黒なものがあり、それが拓の大好物なのである。イカ墨入りのえびせんで、見た目にはグロテスクだが、口の中に入れると、香ばしいえびの風味が一杯に拡がり、それがイカ墨と調和してなんともいえない美味さなのだ。酒のつまみとしても結構イケるのである。それを少々ゲット。

刈谷SAを出て、湾岸道を走り終えて豊田JCTから東名へ。しばらく走って浜名湖SAで小休止。今日は本当に良い天気で、運転中の車の中は日差しが強くて暑いくらいである。しかし、旅の終りになって良い天気になっても、あまりありがたさは感じない。お茶を一杯飲んで出発。

東名から比較的R1に近いICを探すと、それが袋井だった。ここで東名を降りることにした。風に弱いSUN号には、高速道は厳しい時が多いが、今日は無風で快適だった。一般道を行くのが少しもったいない気がした。でもまあ、R1は浜松辺りからは、いずれの都市もバイパスがつくられているので、事故や大掛かりな工事でもない限りは渋滞に巻き込まれることは少ない。今日も順調な流れである。掛川を過ぎて郊外にある道の駅「掛川」に立ち寄り、昼食にする。お昼は先日頂戴したさぬきうどんを茹でて賞味する。今度も釜揚げを食べたが、うまいなあ、実に美味である。先日この道の駅に寄った時は大雨だったが、今日は上天気だ。その上こんな美味いうどんが食べられて幸せである。

美味いうどんを食べて一休みした後、藤枝に向かって出発。1時間足らずで到着。陸野さん(これが妹の嫁ぎ先の姓)宅に来るのは1年ぶりくらいになるだろうか。先日拓の出版の際にいろいろ心遣いをして頂いたので、旅のついでで申しわけないけど、先日求めた愛媛の砥部焼きをお礼に届けるのが主な目的である。妹の廣子さんは、明日所用があって東京へ出かけるというので、今日は泊るのは遠慮して近くにある川根温泉に行くことにしている。功二朗ダンナは未だ仕事から戻っていない。

1時間半ほど姉妹のおしゃべりに付き合う。邦子どのは4人姉妹の一番上だが、この姉妹はその母親を含めて、まあ、よく喋る連中である。とても拓などがついて行けるレベルではない。とにかく聴くよりも話すと言う姿勢がしっかり身についていて、時々キャッチボール無しの会話となることが多い。ま、沈黙の姉妹よりはずーっといいのだろうが、男兄弟の多い拓から見れば、羨ましさを通り越してやはり姦しいと思わざるを得ない。今日は二人だけの環境なので、話があまりズレなくてよかった。廣子さんには砥部焼を喜んで貰ってよかった。

暗くなりだしたので、お暇(いとま)をすることにする。道の駅「川根温泉」は以前一度だけ行ったことがあるが、泊まるのは初めてである。どんな温泉だったかもよく覚えていない。大井川の上流に向って走っている大井川鉄道のSLは有名だが、川根温泉はその途中の川根町にある。R1藤枝バイパスを島田まで戻って、金谷を経由して道の駅に着いたのは、17時半ごろだった。辺りはすっかり暗くなっていて、空には星が煌めいていた。

しばらく入浴無しだったので、さっそく用意をして温泉へ。以前に来た時は温泉には入らなかったと思う。今回入ってみると、泉質もよく、様々な形や温度の露天風呂が設けられていて、素晴らしい温泉施設だった。料金も500円と、その設備内容と比べればリーズナブルである。今度来る時には陸野夫妻も誘うことにしようと思った。十二分に温泉を楽しみ、満足してSUN号に戻る。少し冷え込んできているようだが、湯上りの身体には心地よい涼しさだった。今日は300km以上を走って少し疲れたが、この温泉でその疲れはすっかり取り除かれたようである。その後は、ビールで乾杯して、いつものパターンである。

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