山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘15年 佐渡一国を味わう旅 レポート <第10回>

2015-06-10 04:19:57 | くるま旅くらしの話

【今日(6/10)の予定】 

  道の駅:芸能とトキの里自宅 → 小佐渡丘陵海岸の探訪(詳細未定) → 小木港(泊)

 

【昨日(6/09)のレポート】     

<行程>

 道の駅:芸能とトキの里 → 佐渡市役所他 → 新穂潟上温泉 → 道の駅:芸能とトキの里(泊)

<レポート>

夜来の雨は朝になっても降り止まず、時々一層勢いを増して降り続いていた。今日は特に予定もなく、この雨では何処を訪ねるにしても厄介なので、一日静養日とすることにした。旅に出てから10日を迎え、相棒などは溜まった疲れが悪さを始めて、昨日から頭痛がするなどという状態なので、静養にはもってこいのタイミングのようにも思った。朝ブログの投稿を終えた後、もう一度寝床にもぐりこんで起きたのは9時近くだった。相棒は既に起き出していた。遅い朝食の後は、TVなど見て過ごそうとしたのだが、今日は女子サッカーのW杯の対スイス戦が10時半から放映されるので、それを見ることにして時間が来るまでTVは見ないことにした。というのも、この天気ではソーラーは役に立たず、バッテリーの消耗のことを考えると、無駄にTVを見るのは控えたほうがいいからである。地図などを広げて、佐渡の情報を探ったりして時間を過ごす。

10時半にスイッチを入れて女子サッカーの観戦に入る。サッカーというのはいつ点が入るかが解らないので、平板なゲームが続くと電源が心配になり出すのだが、対スイス戦のゲームは内容が引き締まって緊縛感があり、しばらく電源のことは忘れての観戦となった。両チームとも力は伯仲していて、その攻防に固唾をのむ場面が何度もあった。少し休憩しようと10分ほどTVを切っていて、再度点けたら何と日本側に1点入っていた。肝心の場面を見ていなかったのはチョンボである。どうやらPKで得点したらしい。先ずは安堵した。後半戦は日本側がやや防戦に回る感じがしたが、スイスの焦りもあって、結局そのままで点は入らず、日本が辛勝するという形でゲームは終った。内容もそれほど悪くはなく、とにかく結果を出したのだから、先ずは拍手を送りたい。ということで、旅先であるのも忘れて12時近くまでTVに釘づけになる。

TVを見ている間に雨は小降りになり、やがて止んだようだ。空にはまだまだ厚い雲が奔っており、晴れ間など望むべくもないが、雨がやんだことでホッとした気分になる。このままここに居ても退屈だし、それに食材の在庫も少なくなって来ているので、買い物にも行かなければならない。もう少し佐渡についてのきちんとした情報も欲しいなと思い、先ずは佐渡市役所に行って、要覧などの資料を頂こうと考え、出掛けることにした。市役所は島の中央部にあり、この道の駅からは15分ほどで行ける場所である。市役所は3階建の思ったよりも小さな建物で、傍にある病院や寮などの大きな建物の陰になっていて、探すのに少し手間取った。総合案内の担当の所に出向いて佐渡の概要についての資料等が欲しいことを伝えると、市の要覧と統計資料を頂くことが出来た。これで、観光の宣伝中心の今までの資料とは違った佐渡の本当の姿が見られるなと思った。

そのあとは、佐和田エリアの方に少し走って、ついでなので、20日に観能予定の正法寺の場所と駐車場の有無などを調べに立ち寄る。このお寺の本堂で、ろうそく能が上演されるのである。ろうそく能というのは初めてであり、今から興味津津である。行ってみるとなかなか立派なお寺で、駐車場は狭いけど、早く行けば何とかなりそうな状況だった。根がせっかちなので、まだずいぶん先のことを確かめて先ずは安堵する。その後、佐和田エリアのショッピングセンターで買い物を済ませ、温泉に入ることにして今回も新穂潟上温泉へ。

相棒も体調が回復したらしく今日は入浴も大丈夫とのこと。この温泉には熱の湯とさぎの湯という二つの湯があって、前回は熱の湯の方に入ったのだが、自分は今回はさぎの湯に入ることにした。熱の湯は大浴場でサウナも付いているのだが、さぎの湯は一度に大人4~5人が膝を折ってようやく入れるくらいの岩風呂が一つとカランのある洗い場が3カ所だけというコンパクトな古びた湯だった。お湯の温度も熱くて、44℃くらいはある感じがした。汗を流すには好都合の湯だなと思った。入っているのは自分よりも少し年上の世代の方たちばかりだった。平日の今の時間帯では、老人以外は風呂になど入っていられるはずがない。熱いので、40分ほどで上がって車に戻る。相変わらず雲が多い空だが、そよ風が吹いていて、湯上りには真にありがたいことだった。相棒は20分ほど経ってから戻ってきたが、気分は上々のようなので安堵した。

風呂の後は、直ぐ近くの道の駅に戻り、落ち着くことにして直ぐに出発。17時を過ぎたばかりだったが、早くも乾杯をして夕食に取り掛かり、18時過ぎには寝床の人となった。いい静養日だった。動き回るばかりがくるま旅ではない。こんな日があってもいいのだと思った。

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