山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第16日

2007-07-17 05:23:32 | くるま旅くらしの話
早朝のクッチヤロ湖は、霧に包まれて何も見えない。すぐ其処に湖があることさえもわからないのだ。それが、夜が明けるにつれて次第に霧が薄れ行き、湖面がそれと判るようになり、やがて青空を映し出す。この見事な変化は、ゆったりとした時間の流れの中での、今頃の季節の、この地の毎日の出来事なのかも知れない。今日は暑くなる予感がする。今日は此処におさらばをして、旭川方面に向かう予定。ゆっくりと出発の準備をして10時頃湖に別れを告げる。もう少し居てもいい気持ちもあるが、何といっても溜まっている洗濯物を解決しなければならない。出発の頃は、強烈な日差しとなり出した。一挙に夏が駆け戻って来た感じだ。慌ててTシャツに着替える。3日ぶりの運転は、何となくドライブ気分にさせてくれる。R275を南下し、音威子府でR40に合流し、美深方面へ。如何にも北の大地といった景観を左右に見ながらの走りは、前後に殆ど車もなく、それだけで満足感に満たされる。1時間と少し走って、美深の道の駅で早めの昼食。此処の名物のジャガイモコロッケとパンを買い、パンにコロッケを挟んで食べる。美味なり。特にコロッケは名物だけのことはある。美深を出て名寄へ向かう。市街地の西條デパートで食材などをゲット。ふと、名寄にもコインランドリーの一つくらいはあるのではないかと思い、相棒に話したら、自分の気づいかない内に、棒はたちまち近くを歩いていた人に尋ねたらしい。その人が運良く、最近開店したコインランドリーを教えて下さったのだ。西條デパートからすぐ近くの士別に向かう交差点を右折して、100mほど行った右側に、コインランドリー「スキル」という名の店があった。助かった。これで遠回りしてわざわざ混んでいる旭川市内に行かないで済む。それにしても相棒は、何という良い人を当てたのだろう。北海道のコインランドリーの北限は、名寄まで到達したらしい。店の人の話である。新しい機械なので性能も優れていて、いつもよりかなり早く終わり、且つ料金も安かったのは嬉しい。洗濯という課題を終えた後は、旭川には行かず、手前の当麻町にあるスポーツランドを目指すことにした。此処はまだ行ったことがないのだが、去年森のお父さんたちから伺っている場所。地図を見ると温泉なども併設されているようだ。途中、剣淵町に新しくオープンした道の駅に寄ってみたが、遅い時間のせいか、野菜などは殆ど無かった。この道の駅は、泊まるのには向いていないようだ。比布から近道をして、当麻町のスポーツランドに着いたのは、16時半頃だった。広大な敷地の中に数々のスポーツ施設や保養施設などが造られていた。キャンプ場もあり、至れり尽くせりの施設である。我が守谷市の全面積の四分の一くらいの広さがあるのではないかと思うほどである。車を止め、しばらく歩いて、どこに碇を下ろしたら良いかを探した。トイレと給排水可能な場所が車旅の宿泊時の基本要件である。すぐにその場所は見つかった。夕食の準備をした後、温泉へ。露天風呂は無かったが、サウナもあり、浴槽も工夫されていて、いい温泉だった。風呂上がりの一杯を楽しんだ後、更に何杯かを楽しんで、楽しみ放しのまま、やがて寝床の中に。今日の走行距離は186km。
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