【今日(5/23)の予定】
道の駅:七戸 →(R4・R102)→ 奥入瀬渓流:石ケ戸 → 奥入瀬渓流散策 → 石ケ戸 →(R102)→ 道の駅:いなかだて(泊)
【昨日(5/22)のレポート】 天気:晴れ
<行程>
道の駅:久慈 →(R45)→ 八戸市:八食センター →(R45・R4)→ 道の駅:十和田 →(R4・R102)→ 十和田市現代美術館 →(R102・.R4)→ 道の駅:七戸(泊)
<レポート>
昨日大幅にコースを変更したので、今日は特別の探訪先は決まっていない。いつもだとここに泊ると山側の方に行って、内陸部の春を訪ねたりするのだけど、今日はこのままR45を八戸まで行くことにして出発する。今朝も快晴で、起きがけは少し寒かったけど、5時前に日が昇ると気温はぐんぐん上昇して、こりゃあ夏日になるのかなと思うほどだった。昨夜第二駐車場に泊ったのは正解で、静かな一夜を過ごすことが出来た。体調も万全である。
朝8時半過ぎ出発して、間もなく幹線のR45に入り、北上を開始する。しばらく走って、洋野町に入り、種市海岸にある海浜公園に寄ったのだが、生憎その時は海霧が発生して視界はかなり悪化し、海との境界線も太陽も見えない状態となってしまった。サーフィンを楽しむ人たちも海から上がって来ていて、晴れを待つ状況だった。久しぶりに海の景色を楽しみたいと寄ったのだが、不意になってしまった。
その後も北上を続け、青森県に入り、階上町にある道の駅;はしかみで小休止する。この道の駅は海の近くにあり、産直店には海産物も多く並べられており、興味関心大だった。しかし鮮魚類を調理する用具は持参しておらず、見たことも無い地元の海の海藻類を使った「あかはたもち」というのを買うことにした。知らないものは、一度は食べておくことが大切だという信念がある。蕪の良いのが安く売られていたので、これも買い入れ、直ぐに漬物を作った。夜には食べられると思う。気づいたらすぐに実行するというのも旅の食べ物の一つの在り方だと思っている。30分ほど休んで、八戸に向かう。
八戸では、前回訪れた時は休みだった八食センターという郊外にある大型のショッピングセンターを訪ねることにしている。ここではおもに魚介類の販売が行われており、魚大好きの自分には、何かいい獲物はないかと期待しているのである。少し道を間違えながら11時少し前に到着。すぐ傍にあるホームセンターで少なくなっていた飲料水を買い入れて補給し、その後に八食センターの中へ。たくさんの鮮魚店が並び、又食事の出来る店も多くあった。かなりの人出で、店内はかなり混みあっていた。食事時には未だ少し早いので、何か直ぐに食べられる調理済みのものを探したのだが、焼き魚も煮魚も無く、がっかりした。これが山陰や北陸だと必ず鯖の串焼きなどがあるのだが、ここではそのような食文化はないようである。諦めて持ち帰りの寿司を買い、車に戻って、道の駅:十和田を目指す。12時頃には着くので、昼食はそこでするつもり。30分ほどで到着。
十和田の道の駅には何度もお世話になっている。特にここには相棒の関心の大きい南部裂き織りの織り機がたくさん置かれた館があり、相棒にとっては必ず寄らねばならぬ場所の一つなのである。これはまあ、尊重しなければならない。昼食の後は大休止とすることにして、14時頃までフリータイムとする。今日はよく晴れて気温も急上昇し、夏日に近い暑さである。もしかしたら夏日になっているのかも。外を歩くのは危険な感じがした。しばらく昼寝をしようとしたら、隣りにマイクロバスが入って来て、エンジンをかけたままなので、とても眠れる状態ではなくなってしまった。しばらく諦めてブログの整理などをして過ごす。その内に静かになったので、収まらない眠気をなだめるために布団の中に。いい気持になって眠ってしまい、予定の14時を30分もオーバーしてしまった。慌てて起き出して相棒を探す。
その後は、相棒の希望で一度十和田市にある市立の現代美術館というのを見て見ようと出発する。美術館を訪ねるのは久しぶりのことで、一体どんな作品が見られるのか大いに期待した。20分ほどで美術館の近くに着いたのだが、駐車場が見当たらない。ようやく探して行って見たらそこは機械駐車場で、SUN号では出入りが困難な状況だった。止めようかと思ったのだが、相棒が訊いてくるというのでそれを待つことにした。結果的に機械駐車場の脇にチエ―ンで仕切られた場所があり、それを外して車を入れても良いということなので、それに従って車を駐車し、美術館に向かう。
現代美術館というのだが、何だか妙チクリンに気取った建物で、入口がどこなのかが判りづらい建物だった。案内板も何もないのである。相棒が出て来た人に訊いてようやく判り、受付にて料金を払って入場する。いきなり外国人のオバサンの巨像が目に飛び込んできた。相棒はこの像のことをTVで見て印象付けられ、ここを訪ねたかったらしい。確かに4mほどもある巨大さなので、一寸眼には驚くけど、よく見ればリアルであるだけで、どこに芸術としての価値があるのかは自分には判らなかった。婦人の立像という小さな解説板が部屋の白壁の隅に付けられていたけど、小さな文字で老人には真に読みにくい大きさだった。案内係の人に訊くと、解説などよりも本物の作品に集中してみて欲しいという配慮だとか。何だか変だなと思った。その後は暗幕の部屋が幾つかあって、いきなり暗い場所に連れ込まれて、怪しげな映像などを見せられて、何か誑かされているなという印象しかなかった。どこがアートなのかさっぱり分からない。アートというのは勿論表現の世界であり、作品はその作者のモチーフを表現しているのだと思うけど、只珍奇な姿や仕掛けを見ただけでは、感動とは無縁なように思った。その他にも常設の幾つかの作品を見て回ったのだが、どれ一つとして感動できるようなものはなかった。これだけ書くと、お前はアートとは無関係な鈍なジジイだと切り捨てられるに違いない。しかし、解らないものは解らないのだから、仕方がない。何だかすっきりしない気持で美術館を後にしたのだった。
その後は、今日の宿を予定している道の駅:七戸へ。自分たちはこの道の駅の昔からのファンである。今は近くに新幹線の十和田七戸駅が出来て、付近の景観も駅の姿もかなり変わってしまったけど、南部馬の産地として昔から名のある場所であり、その土地の持つ本質は変わっていないのだと思う。今日は日曜休日とあってか、いつも以上に賑わっており、当てにしていた安直売り場の青大豆は、たった一袋しか残っていなかった。明日は少し早くここを出発する予定なので、今回はこれで諦めることにした。
何時もの場所にSUN号を留め、今回は近くにある温泉に入るのは止め、そのまま夜を迎えることにした。