山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

2004年 九州・山陰の旅 ジジババ漫遊紀行(第1日)

2015-01-18 05:15:22 | くるま旅くらしの話

<註:この記事は、10年前の旅の記録をリライトして、コメントを付したものです>

 

第1日:11月17日(水)

 <行程>

自宅→(R294)→ 谷和原IC →(常磐道・首都高速・東名道)→ 海老名SA →(東名道)→ 富士川SA →(東名道)→ 浜名湖SA →(東名道)→ 浜名湖SA →(東名道)→ 上郷SA →(東名道・名神道)→ 養老SA[泊]   <442km>   

 

 さあ、出発。先ずは高速に入る前に給油を済ませ、安心して都心を横切る必要がある。何時もの守谷の給油所に行き満タンにする。10時少し過ぎ、本番がスタート。直ぐに常磐道に。我が家からは3分ほどで谷和原ICなので、いきなり高速走行という感じになる。事故だけは禁物。慎重に発進。直ぐに守谷のSAに寄りハイウエイカードを買う。とりあえず1万円の分を2枚。予定では、大阪吹田の中国自動車道経由で舞鶴自動車道の福知山まで行くつもりなので、3枚は不要。本当はカードよりもETCの方が安上がりなのだが、SUN号にはまだ取り付けていない。どうも、新しい機械装置に対しては、なぜなのか抵抗感があり、先走って賛同する気になれないのは、老人に近づいている証なのか。

東京西多摩や川崎に住んでいた時は、北海道や東北からの旅の戻りの時は、いつもこの常磐道守谷SAに到着すると、小休止して一息入れた後に、さあ、これから東京の混雑を抜けるぞ。最後の一(ひと)勝負だ、という感じだったのだが、守谷に棲むことになった今では、だいぶんに気分が違う。これから先は、特別のことでもない限りは、このSAに立ち寄ることは殆ど無くなるのだと思う。不思議な感じもする。

 守谷SAから三郷の料金所を抜け、首都高に入り浅草方面へ。ここまでは順調に流れている。その後の首都高も概ね順調に走って、渋谷を通過して用賀から東名道へ入る。ここまでもまあまあ順調に来ていたのだが、しかし、東名道をほんの少し走った途端に、大渋滞が始まった。何と今日は東名道の集中工事というのが行われていたのだった。「厚木まで20km近く渋滞」という電光板の標示があった。こんなことなら、中央道を通ればよかったと悔やむが、後悔先に立たず。もう遅い。やむなくそのまま東名を行くことにしてノロノロと走り続け、海老名SAに着いたのは12時半頃だった。小休止して一息入れる。その後は大渋滞の中を、途中富士川SA、浜名湖SA、上郷SAと休みながら、名古屋に届いたのは20時近くになっていた。もううんざりだ。名古屋まで来るのに10時間もかかるのはひどすぎる。これはもう高速道などというべきではなく、ただの有料道路に過ぎない。

このような渋滞の中で、路肩をすいすいと行く車が時々出て来る。たいていはベンツか黒塗りのセルシオなどの高級車だ。普通ではない、つまりは法治国家に住んでいるという心得のない奴らの乗った車で、呆れかえって腹も立たない。世の中、99.9%は法を守るまともな人間がいるから成り立っているのであり、このような非人道的な奴は本来厳しく駆除すべきではないか、などととんでもない発想をしたりするのは、こちらもかなりストレスが溜まっているからなのであろう。それにしてもこの集中工事のおかげで、別途名古屋までの中央高速道の料金が安くなったりしているというのは理屈に合わない。知らないで来てしまった者に対しては、そのようなことをするのではなく、低速のお詫びとして東名の通行料を安くすべきではないか。道路公団というのは、民営なのか官営なのかよくわからないが、役人まがいの連中の考えることは、いつも片手落ちで、何かを忘れている気がする。

 とにかく、名古屋からは名神道なので集中工事は無い。俄然高速道路らしくなった。21時を少し廻った頃、ようやく養老SAに着く。疲れたので、今日はここ泊まりとすることにした。12時間近くかかって442kmを走ったことになる。平均時速40kmにも満たない、腹の立つ高速道路だった。辺りは真っ暗である。直ぐに就寝。

【コメント】

◆この時代は未だETCは普及し始めた頃で、新しいものに対して臆病なタクジイは、今はもうなくなっているハイウエイカードなどをわざわざ購入しているところが如何にも化石人タイプであることを思わせます。現在はETCもナビも取り付けてあります。

◆旅先の交通にかかわる情報は、特に高速道の場合は、事前にネットなどで状況を確認しておくことが大切です。この時はそれを怠ったため、かなりのエネルギーの損失を蒙りました。要注意です。

コメント
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