山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

Ⅰさんのための北海道くるま旅ガイド(その11)

2011-06-02 07:06:34 | くるま旅くらしの話

【第12日】

 

道の駅:マオイの丘公園→(苫小牧経由)→道の駅:みたら室蘭→記念大会会場(泊)

 

 さあ、今日から3日間、明後日の昼まではキャンプ仲間の記念大会に参加することになるので、旅の方は少し中断となることをお断りしておきたい。今日は室蘭までの片道の行程のみである。大会の開催は午後からの会場設営となっているので、あまり急いで出発する必要はないと思う。この大会には私も参加させて頂こうと思っているので、もしかしたらこの道の駅:マオイの丘公園でご一緒できるかもしれない。

 まずは千歳にある道の駅:サーモンパーク千歳を目指して出発することにしたい。ここからはR337をそのまま行けば30分ほどで到着することができる。この道の駅は、ここに元々鮭のふるさと館という施設があり、鮭の生態などについての様々な資料等が展示されている。又すぐ傍を流れる千歳川には、遡上する鮭を自動的に捕獲するインディアン水車と呼ばれる装置が仕掛けられている。これを見物するのも一興であろう。8月下旬では遡上する鮭もまだ少ないと思うが、うまく行けばインディアン水車が活躍するのを見ることができるかもしれない。捕獲した鮭は採卵して稚魚を育て再び放流するということである。何匹もの鮭が一度に跳ね上がってくる装置には驚かされる。

 又この道の駅は公園と一体となっており、付近を散策するのも良いのではないか。千歳市は支笏湖から流れ出す千歳川の良質の水が水道水に使われており、ここで飲料水の補給をするのも考えに入れておいた方がいいと思う。千歳といえば空港のある町だけしかイメージが浮かばないかもしれないが、支笏湖は千歳市に属しており豊かな自然に恵まれた町なのである。この道の駅に寄るたびに、千歳という所の印象が少しずつ変わるような気がする。

 しばらく休憩した後は、いよいよ室蘭を目指すことになるが、さし当たっての目的地は最近苫小牧市の郊外に開設された道の駅:ウトナイ湖である。R36に出て苫小牧方向へ少し走ると、直ぐにこの道の駅があるのに気が付く。駅の裏側にはウトナイ湖が広がっている。ここはラムサール条約登録湿地であり、250種以上の野鳥が観察できるということである。日本初のバードサンクチュアリ(鳥獣の保護・禁猟区)となった所でもある。ちょっとの間だけど野鳥たちの観察を楽しむのも良いかもしれない。

 その後はひたすらR36を進むだけである。途中で白老町のアイヌ民族博物館を覗くのも良いと思う。この近くにはポロトという湖がありそこにアイヌの人たちの集落(=コタン)があったので、ポロトコタンとも呼ばれている。実は私もまだそこを訪ねたことがない。時間に余裕があると思うので、寄りたいものだ。白老を過ぎて少し行くと有名な登別温泉である。温泉に入る時間でもないので、ここはパスすることにしたい。そのまま海岸線を走ればすんなりと室蘭の市街地に入ってしまう。目指す会場は室蘭港を跨いで架かる白鳥大橋の袂近くにある。そのまま行っても良いけど、時間に余裕があれば、ついでなのでチキウ岬(=地球岬)に寄って見たい。断崖絶壁の上からの太平洋の景観は、地球が丸いことを如実に解らせてくれる。この岬の売店には名物の炎の毒まんじゅうが売られている。未だ食べたことはないけど、何個か入った包みの中に1個だけ激辛の餡の入ったまんじゅうがあるとのことだ。私の場合は、その毒のまんじゅうだけを食べたいなと思っている。甘いのは敬遠したい。これは私自身の中にたくさんの毒が含まれているから、そのせいで欲しがるのだと思う。

 白鳥大橋の袂の道の駅:みたら室蘭に行けば、もう仲間の人たちが何人か集まっているに違いない。合流すれば旅のガイドは一先ず中断となる。

 

 

【第13日】

 

終日記念大会会場

 

コメント
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