山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

小枝の力で生きる大木 

2011-03-22 22:22:23 | その他

                                                         

 

             

 

        大木は 小枝に拠りて 天を打つ

  ストレスを 小枝に分けて 春を待つ

 

コメント:

 

常総市に報国寺というお寺がある。歩きの途中で、市の中心部の高台に目立つ本堂の建物が見えたので、気になってちょっと立ち寄ったのだが、それなりの歴史を感じさせる古刹のようだった。お寺は人々の魂が鎮座するイヤシロチである。そこには必ずと言ってよいほど大木などが茂っているのだが、このお寺には森のような茂みはなく、何本かの樹木が墓地の周辺に点在しているだけだった。その中にこの銀杏の大木があった。樹齢200年くらいだろうか。しかし可哀そうに大きな枝はことごとく失われて、小枝ばかりが必死に身を守るように紺碧の空を目指していた。それはこの樹の生命の主張のように思えた。

 

東北関東大震災に思うのは、人間はそれが集まれば大木だということだ。一人ひとりの力は小枝に過ぎないけど、どっこいそれらを集めれば、生命(いのち)大木だ。被災地人々大木に、ま、全国小枝様々提供ている。東北という大木は、(そび)存在る。必ず

 

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