村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

若楓

2023-05-14 23:54:48 | 禅語・禅

箒目ホウキメのあやまつ足や若楓  蕪村

今日は法事があり
お寺へ行く
午後からは雨の予報
コロナ禍で
久しくお参りに行けなかった

母は
平成29年8月に逝った
今年は七回忌
それと同じ年7月に亡くなった
従妹のノンちゃんも七回忌
合同での法事

お焼香の聞きなれた香りが広がる
天井の高い本堂に
ながながと
ご住職の読経の声が響いてる
こうして
お経の終わるのを
じっと待っているのも
久しぶりだ

信仰心のようなものが
全くない

信仰心とは
神や仏、
そのほかの絶対者を
あがめ
とうとぶ気持ち

写真はお寺

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人は知らずも

2023-05-13 23:45:59 | お勉強

 北原白秋
山川と 
をさなかりける 
我さへや 
まさしく老いぬ 
人は知らずも

今日は雨が降ったり止んだり
でも出かけよう
今日は
朝日カルチャーへ
藤原俊成のお勉強

藤原俊成
ふじわらの-としなり
1114-1204 
平安後期-鎌倉時代の公卿,歌人。
永久2年生まれ。
藤原俊忠の3男。
母は藤原敦家の娘。
正三位,皇太后宮大夫。
五条三位とよばれる。
藤原基俊(もととし)に歌学をまなび,
源俊頼に私淑。
幽玄美をとなえ,
子の定家ら「新古今和歌集」の歌人をそだてた。
「千載和歌集」の撰者で,
歌は勅撰集に四百余首はいっている。
元久元年11月30日死去。
91歳。
初名は顕広。
法名は釈阿。
家集に「長秋詠藻」,
歌論書に「古来風体抄」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plus)

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君も雛罌粟われも雛罌粟

2023-05-13 01:33:33 | 村雨庵 稽古 

 与謝野晶子
ああ皐月サツキ
仏蘭西フランスの野は
火の色す
君も雛罌粟ヒナゲシ
われも雛罌粟ヒナゲシ

この歌の雛罌粟とは異なる花で
よく道端に咲いている
ポピーに似たオレンジの花は
ナガミヒナゲシと言う外来種
黄色い汁に毒性があり
注意
素手でさわらないように
繁殖力も強く
他の植物が回りに咲かないような
物質も出すらしい
どこかで摘んで
庭に植えたりしないことにしよう
増えたら大変だ

今日は
風姿花伝のお勉強
観阿弥へ世阿弥が質問し
それに答える
観阿弥の教えを世阿弥が子孫のために残したもの

風姿花伝というと
「秘すれば花」

芸事の秘伝書であり
代々金春流に秘蔵されていたものを
明治時代に歴史学者が発表して
一般も読めるようになったとある
能楽書ではあるが
一般にも通ずる
含蓄のある言葉に
魅了される

写真は鍾馗様

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犬吠えかかる

2023-05-11 23:34:06 | 村雨庵 稽古 

虚無僧コムソウに犬吠えかかる桐の花 漱石

今日は木曜稽古
今月 五月から風炉の点前に変わった
使う炭は炉の時より はるかに小さい
炭斗も小ぶりで可愛い
香合は炉の陶器製から
風炉は木のもの
軽やかになった
濃茶点前も中仕舞いがなく
覚えやすいだろうし
スッキリしている

午後なにやら暗くなったとおもったら
すごい雨が降ってきた
雷が鳴り
大音響と共にどこやらへ落ちた様子
大自然の脅威

写真の筆者は福田浩湖
福田浩湖 ふくだ-こうこ 1883-1959
明治-昭和時代の日本画家。
明治16年3月14日生まれ。
佐竹永湖にまなび,
文展などに出品,
日本南画院同人となる。
同院解散後は大東南画院に属した。
戦後は南画院をつくり,
文人画の興隆につくした。
昭和34年5月19日死去。76歳。
東京出身。
名は浩治。
別号に三応子。
作品に「竹窓閑話」「幽渓積翠」。

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歩歩是道場

2023-05-10 22:08:39 | 村雨庵 稽古 

今日は水曜稽古
掛けものは一行

歩歩是道場
ホボコレドウジョウ
歩む一歩一歩、
言動の一つ一つが
すべて仏道の修行であり、
我々は常に
心理の真っただ中で生活している
という自覚を得よ
ということ。
その上での修行の積み重ねがあって
はじめて
悟りの絶対境「百尺竿頭 ヒャクシャクカントウ」に
達することが可能になる。
『成語林』

百丈竿頭とは→
到達すべき最高点、
向上しうる極致のたとえ。

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木隠れて

2023-05-09 23:27:55 | お習字

木がくれて名誉の家の幟ノボリ哉 蕪村

今日はお習字の日
新人が参加
端午の節句に鯉のぼりを建てたとのこと
お孫様は元気元気の男の子らし

明日は
お茶のお稽古なので
まずは
そのしたく
風炉二つに
灰型を押さねばならず
なんとか仕上げた

インスタントの珈琲をいれ
お菓子を食べる
どんなときも
十時と三時は欠かさず
お習字の日だったが

次は頑張ろう

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影ひたす

2023-05-08 23:57:55 | お勉強

 藤原定家
影ひたす
水さへ色ぞ
みどりなる
よものこずゑの
おなじ若葉に

よも→【四方】
東西南北の四つの方向。
転じて、まわり。諸方。

歌仙絵とは、
優れた歌人の和歌と
その肖像を表わした
やまと絵の一つです。

平安時代中期、
藤原公任キントウが編んだ『三十六人撰』にもとづく「三十六歌仙絵」、
鎌倉時代前期、
後鳥羽院が編んだ
『時代不同歌合』にもとづく「時代不同歌合絵」などがある。

今日は○○研究会
お昼を食べてないので
駅近くのパン屋カフェで
サンドイッチと珈琲のセット
あっという間に食べ
時間に間に合うように
向かう

写真は
渋谷のスクランブル交差点

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新茶が届いた

2023-05-07 23:15:41 | 村雨庵 茶事茶会

点心はまづしけれども新茶かな 龍之介

毎年、今ごろになると新茶が届く
先輩が贈ってくださるのだ
すぐにお電話する
いつもなら受話器から
弾けるような声がかえってくるのに
何となくお疲れの感じだ
腰痛とのこと
受話器をおくとき
少し悲しかった

写真は薄茶のお菓子
干菓子を盛るときは
絵を描くようにと
習った

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こころまたさびしきままに初夏に入る

2023-05-06 22:36:23 | お勉強

 若山牧水
いつしかに
春は暮れけり
こころまた
さびしきままに
はつ夏に入る

今日は朝日カルチャーの
「くずし字の読み方」の講座へ出かける
今日読んだのは十巻本歌合の和歌の二首

十巻本歌合は
日本最初の歌合集成。
仁和年間から天喜4年に至る
約170年間の46度の歌合を収める。
平安時代中期に編纂された。
企画は藤原頼通。
源経信が編纂。
全46度の歌合のうち、
38が完存、
6が部分的に残り、
2が散逸した。

一日中 風が強かった
昨日は能登半島で
大きな地震があり不安な塊が
自分のどこかに住み着いたような感じ
でもでも
食欲はあるから
大丈夫
大丈夫

写真は横浜そごうの
イートイン
たいめいけん
完食
満腹

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五月五日の残り酒

2023-05-05 23:15:44 | 食事会

すこしある五月五日の残り酒 青畝

今日は
端午の節句

端午の端は「はじめ」
五月最初の午ウマの日のこと。
午ウマの音が午(ご)とい五に通じるので、
奈良時代以降、
5月5日が端午の節句として定着した。
と。ネットでみた。

明日は
立夏
国際ノーダイエットデー
ゴムの日
コロッケの日
さくらパンダの日
コロコロの日
宮古港海戦の日
ふりかけの日
アクティブシニアの日
コロネの日
鎌倉五郎の日
熱中症対策の日
こだますいかの日
手巻きロールケーキの日
メロンの日
万太郎忌
春夫忌
高級食パン文化月間
いろいろある

写真は
今日のランチ
初めてのイタリアンの店
コースで2,390円

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つくま江の

2023-05-04 23:20:07 | 村雨庵 稽古 

 良暹法師 リョウゼン ホウシ
つくま江の
底の深さをよそながら
ひけるあやめの
ねにてしるかな

つくま江は筑摩江
琵琶湖にある入江。
歌枕。

よそながら とは
余所乍 ヨソナガラ
遠く離れた所にいながら。
他の所にいて。

この和歌の良暹リョウゼン とは
良暹(生没年不明)
平安時代中期の日本の僧侶・歌人。
出自・経歴については不明。
比叡山(天台宗)の僧で祇園別当となる。
その後大原に隠棲、
晩年は雲林院に住んだといわれている。

一説では、
康平年間(1058年 - 1065年)に
65歳ぐらいで没したともいわれている。
1038年(長暦2年)9月の「権大納言師房家歌合」など
いくつかの歌合に出詠している。

百人一首の70番は誰もがご存知
さびしさに宿を立ち出でてながむれば
いづくも同じ秋の夕暮
 良暹法師 リョウゼン ホウシ
 
今日は木曜日
今日も心地よい一日
連休でもお茶はあるので
それぞれ予約の時間に
お出まし頂くのを
薫風の中ゆっくり待つ楽しみは格別

写真はわが家の
カンアオイ(寒葵)
ウマノスズクサ科カンアオイ属。
ギフチョウの幼虫の食草としても知られる。

狭い庭だが葉の柄が異なるものが四ヶ所に咲いている。

成長が非常に遅い植物。
里山の落ち葉の中でひっそりと開花。
ハート形の大きな葉を地に伏せ、
その根元に、先端が3つに裂けた
小さく堅い筒状の花(萼筒)を咲す。
花に見える部分は萼ガクで、
花弁は退化。
常緑性で、花が咲き終わると
新しい葉が伸びて古い葉と交代する。
結実してタネができる初夏には
すでに新芽の形成が始まり、
晩夏になると、
株元に葉で包まれたような小さな花芽ができ、
秋には蕾を出して萼筒を開く。
絶滅危惧種らしい。
地下では、棒状の堅い根茎が短く這い、
わき芽をつくってゆっくりとふえていく。
成長が非常に遅い植物。
生息域を1キロ拡大するのに
1万年程度かかるとか。

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春夏の

2023-05-03 23:02:43 | 村雨庵 茶事茶会

 藤原定家
春なつの
おのがきぬぎぬ
ぬぎかへて
かさねしそでを
猶をしむかな

今日は祭日の水曜日 
祭日でも
お茶は休まない
午前中から五月の風が
吹き抜ける
心地よい初風炉だ

五日は
端午の節句

端午の節句は菖蒲の節句ともいわれ、
古くは邪気を祓う花として
宮中では帝に菖蒲を献上し
薬玉クスダマを下賜されたという。

薬玉は
菖蒲や蓬を束ね
麝香ジャコウ、沈香、丁子、竜脳
などが入った香袋を合わせて,
五色の糸を長く垂らす。

その薬玉は
悪気を祓い長命を得るとして、
重陽の節句まで柱や御帳にかけたり、
肘に掛けて携帯したりした。
そして
九月九日の重陽の節句になると
茱萸袋グミフクロに掛け変えるのだと。

薬玉や茱萸袋も絵に描かれている
それぞれ掛物なら待合に宜しいもの

そう言えば
先生から頂戴した蒔絵の折敷に
とても優美な薬玉の蒔絵があったはず
今度確認してみよう

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あをき五月

2023-05-02 22:21:08 | お勉強

 若山牧水
森出でて 
あをき五月の 
太陽を 
見上ぐる額の 
なにぞ重きや

今日は読売カルチャー
茶話指月集の勉強

 宗易が、盛阿弥に、
 棗は漆の滓カスをまぜて
 ざっとぬれ、
 中次は念を入れて
 真にぬれ、
 といいし。
 記三・与三が棗は、
 塗りみごとすぎて
 おもくれたり。
 中次は秀次・藤重を
 よしとす。

と今日の「茶話指月集」にあった。

木戸から玄関までの
ほんの何メートルか
歩くのに邪魔する
伸びた枝葉を切る
大きな袋に二袋

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山ホトトギス今日よりぞ待つ

2023-05-01 23:17:37 | Weblog

 和泉式部
桜色に染めし衣をぬぎかへて
山ほととぎすけふよりぞまつ

五月になった
時鳥が和歌に登場しはじめる

五月の異名
・仲夏(ちゅうか)
・夏五(かご)
・梅天(ばいてん)
・早苗月(さなえづき)
・午夏(ごか)
・鶉月(じゅんげつ)
・皐月(さつき)
・南訛(なんか)
・皐月(こうげつ)
・盛夏(せいか)
・橘月(きつげつ)
・月不見月(つきみぬつき)
・皐月(さつき)
・菖蒲月(あやめづき)

先週のことだ
知らない人がピンポンして
屋根の瓦が外れているから
直してもらいな

と言いにきた
Wi-Fiの工事をしたら屋根が見えて
瓦の外れてるのがあったよ

そういうのだ

瓦のはなしはこれで三回目
またいい加減な話しだろう
とも思ったが

一応いつもの大工さんにお願いして
今朝9時にきてもらった
ベランダから屋根に
登って屋根をぐるりと見て回る
どこも大丈夫
変なところはありませんと
写真を見せてくれた

心配したが 屋根が無事で
何より
安心した

写真は

むかしの五月に撮った

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