村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

雪中庵の霰酒

2022-11-03 23:13:36 | 茶道具、古美術、骨董

蕪村
炉びらきや雪中庵の霰酒

雪中庵とは
服部嵐雪の事
霰酒とは、奈良市特産の酒。
霙酒(みぞれざけ)ともいう。

今日は昨日の続き
久須美疎安

久須美疎安クスミソアン
寛永13(1636)~
享保13.5.8(1728.6.15)

江戸中期の茶人。
千宗旦の弟子藤村庸軒の女婿。
名は小兵衛。
洗竹庵,鷯巣などと号した。
京都上京新在家の人。
のち鴨東の岡崎に住し,
石河自安,京極高広(安智)らと共に
岡崎三隠士と呼ばれた。
茶を宗旦,庸軒に学んだので,
宗旦門下ともされる。
元禄14(1701)年,庸軒による宗旦からの聞き書きを
主とした『茶話指月集』を板行。
茶の湯の逸話集としては比較的早い成立。
庸軒の茶道具を彷彿させる手作りの茶碗,
茶杓などが残るが,
数は少ない。

<参考文献>村井康彦『利休七哲宗旦四天王』
(谷端昭夫)

コメント
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