村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

書院の雨戸

2018-02-23 23:56:44 | 短歌・俳句の事
うぐひすや
書院の雨戸
走る音 

嵐雪


重たい戸をあけるのだから
それなりの音がするだろう
まして庶民の家には
書院はないだろうし
書院なら何枚もあるはず
建て付けも悪ければ
走るとは言えない
敷居を気持ち良く滑るから
走るというのだろう

春の朝の
雨戸をあける音は
近隣にも聞こえ
重ねて
鴬の鳴く音色も
空に響く


わが家には
もちろん書院はないが
毎日
雨戸はあける
鴬の音は
最近はとんと聞かない
来ると
良いのだけれど



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