村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

花見の茶事の干菓子

2016-04-14 22:48:59 | 村雨庵 茶事茶会
写真は
昨日の茶事の干菓子
末富の紙ふうせん

すり琥珀のさくらの


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昔話しの花見茶事

2016-04-13 23:27:27 | 村雨庵 茶事茶会
本席は
紀貫之の古今和歌集仮名序
大伴黒主
おほとものくろぬしは、
そのさま、いやし。
いはば、たきぎおへる山人の、
花のかげにやすめるがごとし。

思ひでて
こひしき時は
はつかりの
なきてわたると
人はしらずや。
と書いてある

筆者は冷泉家13代冷泉為綱


黒主を
薪背負う山人が
花の陰に休めるがごとし

と言う
桜の木の下で一休み


香合は仁清写し菅笠
水指は美濃の加藤光右衛門造 織部釉の竹
茶入は南蛮
茶碗は古萩


主菓子は白・鶸色・桃色三色の餡を
金団に中の餡はさくらの葉を刻んで
菓子器は幕末明治の瀬戸
 雀の銘々皿




薄器は二代村瀬治兵衛中次
薄茶茶碗は現川


正客は紫兎先生
連客はアイさんとお連れ
賑やかで
愉しい一日となった


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明日は花見の茶事 

2016-04-12 22:28:18 | 村雨庵 茶事茶会
この辺の桜は散り急ぎ
足元にはハラハラと
花びらが散る
今さら花見でもないが
明日は村雨庵の花見の茶事
その準備に水屋が集まった
今日から社中がひとり増えた
お点前は先生にちゃんと付かれて
お稽古をされてているが
あまりお茶事や茶会をなさらないので
茶会や茶事の水屋を希望しますと
嬉しいご希望
歓迎 歓迎
早速茶事の前日
今日から参加して頂いた

最近のauのコマーシャル
浦島太郎に桃太郎と金太郎
三太郎にその他色々
面白いね
気に入ってる

春のひねもす
自在に手取釜でのんびりと
昔むかしのお話しなど
思い出すのも楽しいかと
明日は
お伽話や昔話の
お花見茶事とあいなった

待合は浮田一恵筆
雀と翁

翁の着物にほら桜
お客様
気がついてくださるだろうか



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大紫羅欄花 オオアラセイトウ

2016-04-11 23:05:14 | お勉強
今日は月に一度の○○研究会
いつもより1時間早く始めるとの連絡
勿論早く出たのだが電車が事故らしく
止まった
そう簡単に動くまい
東急に乗り変えて渋谷へ
タクシーに乗り
やっと時間内に着いた


写真は諸葛菜ショカツサイ
諸葛孔明が広めたとの伝説から名がついた
他に花大根
ムラサキハナナ

ウィキペディアは
オオアラセイトウ (大紫羅欄花、Orychophragmus violaceus)
アブラナ科
オオアラセイトウ属の越年草



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孤篷庵

2016-04-10 23:56:45 | 茶事 茶会 
日帰りで京都へ
茶会がある

新幹線の改札口に
鶴仙人と待ち合わせ
昨年の11月の茶会以来久しぶり
素敵なスーツで立っている
胸の絹のポケットチーフも良いし
元気そうで 嬉しい

タクシーでまっすぐ
大徳寺の塔頭の孤篷庵へ


庵号の「孤篷」は
「一艘の苫舟」の意

また茶室の忘筌(ぼうせん)とは
荘子の
「魚ヲ得テ筌ヲ忘ル」
筌とは魚を捕る道具

その意味は
目的を達すれば道具の存在を忘れる
ということ

茶室は
船乗っているかのように
設計されたそうだ
天井は胡粉で磨き
木目を際ださせ波をあらわす
庭のつくばいに
午後の日が回ると水面に反射して
天井に光が反射しきらきら
波のように煌めくとのこと

その蹲はろけつのつくばい
「露結」と彫ってある

露結とは
「露結耳」の略で

兎を意味するとのこと
兎は隠れたつもりでも
長い耳が隠れないので
その耳を結んでおく
という意味か


「魚ヲ得テ筌ヲ忘ル」の対句
「兎を捕えてワナを忘る」からのウサギ
忘筌と同じ意味をあらわしている

その孤篷庵の茶会
二度目の参加
遠州流の
優雅で楽しく
好奇心は満足
すこぶる
良い気分




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野良猫ミーちゃん

2016-04-09 22:29:33 | Weblog
最近稽古の時
ノラネコが良く来る
濡れ縁を通り過ぎようとするから
ちょいと ミーちゃんと呼び止める
猫は私にとってみんな
ミーちゃんだから
少し間をおいて
無愛想な顔で
何か用 と振り返る
クリームが好きらしく
チロリアンにゴーフルなど
喜んで食べている
だいたい
稽古のときのみだが

今日は
コンビニにでも行くかと
玄関を明けると
野良猫ミーが横切った
あれミーちゃん
どこ行くのと話しかける
すると
歩みを止め
木戸の裏側に隠れて
じっと見ている
愛嬌はないのだが
面白い

残念 食べるものは何もない
またね

明日は 京都だ



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宝生能楽堂

2016-04-08 23:41:20 | 観劇・映画
今日は水道橋の宝生能楽堂へ

千駄ヶ谷の国立能楽堂へは
三十代の時に
毎月通っていた時期もあり
お能を結構気に入っていたが
それは
眠りに行くようなもの
ただただ心地よく
美しい空間だった
と他に何も覚えていない

それから
30年振りの
お能鑑賞
初めての宝生能楽堂

今日の
お能は雲林院と歌占
両方とも伊勢物語からの題材
世阿弥の作

中の売店わんやで
小さいメモ帖の大きさの
その謡本二冊を買った
謡本を見ていれば
演者の言葉がわかる
その横のごま点を見ながら
聞いていると
調子もわかる気がする
昔は500円のプログラムを買って
あらすじを読んでいたのだが
謡本は脚本と同じ
文字で見ると
内容がよくわかるし
飽きない

お能を見るなら
謡本見ながら
観ようっと


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八王子みささ苑にて勉強会

2016-04-08 00:12:37 | お勉強
八王子にみささ苑という
お茶会やお茶事ができる場所がある
たいそう風情のある建物で気持ちが良い
そこに
「らくの会」という会があり
月釜や勉強会を毎月開催している
私もその会員だ

今日の講師は
古筆鑑定家また料紙作家の福田行雄先生

先生は
かの有名な田中親美のお孫様だ

今日の
お話しはその田中親美の父上の
田中有美の事であった 

幕末から明治の激動の時代に
宮中画家としての有美の
その作品や生き様を
ウィットに富んだ柔らかな
お話しぶりで楽しく
分かりやすく
あっという間の二時間だった

実物の掛け軸が五幅
巻物が一巻
折本が二冊
飾られ
近くで拝見

初めて知ることもあり
大変勉強になり
満足
これを忘れなければ
良いのだが

三歩歩いたら…ネッ




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エイザンスミレ

2016-04-06 22:59:52 | 村雨庵 稽古 
朝目が覚めると
体も頭も
スッキリしている
庭に出て今日の花を切ろうか

蹲いのそばに 
エイザンスミレが咲いている
生き生きとして
葉もピチピチ
携帯を取りパチリパチリ


昨夜は何度も目が覚め
熟睡はできなかったのだが
寝しなに飲んだ薬が効いたのだろう
体が楽だ

茶の稽古の支度も
そうそう大変ではないし
掃除機をかけるも
らくらく
年を重ねるにつれて
今まで出来ていたことが
億劫だったり
たいそう時間がかかったり
するのだ
ほとんどの人は
それは普通のこと
仕方が無い


今日
お菓子屋さんから届いた菓子は
花見団子
三色の練りきり
賑やかで嬉しい

普通の団子は
関東では四つ
昔一個1文で
ひと串を四文で売っていたとかで
その名残か四個なのだ

関西ではだいたい五個
頭と四肢という意味だとか
あったが
さてどうだろう


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花筏

2016-04-05 20:45:35 | 紫廼茶話会
美しいお菓子だ
鶴屋吉信の
花筏

花筏はお目出たいときには
使わないと習った

高台寺のお霊屋タマヤの蒔絵は
桃山時代の代表的な蒔絵だが
その文様は
菊桐
楽器
秋草
そして
花筏が模様になっている

花筏の花が散りゆく様を
人生に映す
試験に落第の時
サクラチル
と同じ意味だろう

何事も始めと終わりがある
花も咲き 散るものだ

近辺の桜も散り始めたが
まだ北の方ではこれからだろう
一人だけ自分のことだけを思わず
大勢のことたくさんの場所を思えば
悲しみは薄れる

自然の一部であるから

ネガティブより
ポジティブに
明日を生きよう ではないか



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春のあけぼの

2016-04-04 21:55:33 | Weblog
天気が悪いとなんとなく具合が悪い

3月はなんとなく具合が悪い

生まれ月はなんとなく具合が悪い

そんなときは
出かけない
ずっと寝ている
本や文字も読まない
何も書きたくない

土曜、日曜日そして今日の月曜日

食事の時間だけむっくと起きて
他は寝ているだけだった

風邪気味だし
腰も痛いので
パブロンと痛み止めを飲んだ
さあ明日からは
活動するぞ

西行のうた

もえ出づる
若菜あさるときこゆなり
きぎす鳴く野の
春の曙

さらにまた
霞にくるる山路かな
花をたづぬる
春のあけぼの

花の色や
聲に染むらむ
鶯の
なく音ことなる
春のあけぼの



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田楽

2016-04-03 22:06:02 | Weblog
短冊の 豆腐も売れる 花の山

写真は金曜日の茶事の懐石
焼物の 味噌田楽
味噌田楽は
豆腐やこんにゃく、お芋や那須、魚になどを串刺し
味をつけた練り味噌など塗り焼いたもの

その田楽とは平安時代後期に成立した伝統芸能で
田植えの前に
豊作を祈る踊りや音楽、
田楽法師の白袴をつけて踊る姿が豆腐田楽に似ている
ので名がついたとも言われる



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花吹雪

2016-04-03 00:42:48 | Weblog
写真は
昨日の茶事の懐石の鉢のひとつ
ほっき貝とホウレンソウの土佐酢

今日は四月に
家でする小さな茶会の
道具出し
茶会は
1回のみ
一日のみ だ
三月末に目黒区役所で茶会
五月も茶会であるから
ご迷惑だろうと
四月は
特に皆さんにお声をかけず
社中とその友人のみの内々の茶会だ
道具は簡単にでる物もあり
押入の奥にある物もあるが
無理せず出る道具を使って
楽しい取り合わせをカンガエタ



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花見は茶事で

2016-04-01 23:25:45 | 茶事 茶会 
入口の角にある山桜が満開。
それが風にハラハラと散りはじめたか
足元に花びらが散る
それを踏つつ手掛かりの戸を開ける

今日は 花見の茶事
寄付は小野小町
花の色は移りにけりな
いたづらに
わが身世にふる
ながめせしまに
(古今集113)

本席は西行
1118~1190 
俗名:佐藤義清 
法号:円位

おしなべて
花のさかりになりにけり
山の端ごとに
かかる白雲
[千載69]

小町と西行の掛物
花筏の炉縁に透き木釜
初炭のあと
丸い膳にて本懐石
菓子は練切 ひとひら
菓子を食べ
腰掛に戻り後座の銅鑼を待つ

写真はその露地
足元に桜の花びらが散っている

年をとると
上野にも千鳥ヶ淵にも行かない
行けなくなるのだが

茶事は
お酒に ご馳走
菓子に 茶
花見にはおあつらえむき
だから
花見は茶事が最高だ



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