村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

花見は茶事で

2016-04-01 23:25:45 | 茶事 茶会 
入口の角にある山桜が満開。
それが風にハラハラと散りはじめたか
足元に花びらが散る
それを踏つつ手掛かりの戸を開ける

今日は 花見の茶事
寄付は小野小町
花の色は移りにけりな
いたづらに
わが身世にふる
ながめせしまに
(古今集113)

本席は西行
1118~1190 
俗名:佐藤義清 
法号:円位

おしなべて
花のさかりになりにけり
山の端ごとに
かかる白雲
[千載69]

小町と西行の掛物
花筏の炉縁に透き木釜
初炭のあと
丸い膳にて本懐石
菓子は練切 ひとひら
菓子を食べ
腰掛に戻り後座の銅鑼を待つ

写真はその露地
足元に桜の花びらが散っている

年をとると
上野にも千鳥ヶ淵にも行かない
行けなくなるのだが

茶事は
お酒に ご馳走
菓子に 茶
花見にはおあつらえむき
だから
花見は茶事が最高だ



茶の湯・茶道ランキング



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする