村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

花筏

2016-04-05 20:45:35 | 紫廼茶話会
美しいお菓子だ
鶴屋吉信の
花筏

花筏はお目出たいときには
使わないと習った

高台寺のお霊屋タマヤの蒔絵は
桃山時代の代表的な蒔絵だが
その文様は
菊桐
楽器
秋草
そして
花筏が模様になっている

花筏の花が散りゆく様を
人生に映す
試験に落第の時
サクラチル
と同じ意味だろう

何事も始めと終わりがある
花も咲き 散るものだ

近辺の桜も散り始めたが
まだ北の方ではこれからだろう
一人だけ自分のことだけを思わず
大勢のことたくさんの場所を思えば
悲しみは薄れる

自然の一部であるから

ネガティブより
ポジティブに
明日を生きよう ではないか



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コメント
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