村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

昔話しの花見茶事

2016-04-13 23:27:27 | 村雨庵 茶事茶会
本席は
紀貫之の古今和歌集仮名序
大伴黒主
おほとものくろぬしは、
そのさま、いやし。
いはば、たきぎおへる山人の、
花のかげにやすめるがごとし。

思ひでて
こひしき時は
はつかりの
なきてわたると
人はしらずや。
と書いてある

筆者は冷泉家13代冷泉為綱


黒主を
薪背負う山人が
花の陰に休めるがごとし

と言う
桜の木の下で一休み


香合は仁清写し菅笠
水指は美濃の加藤光右衛門造 織部釉の竹
茶入は南蛮
茶碗は古萩


主菓子は白・鶸色・桃色三色の餡を
金団に中の餡はさくらの葉を刻んで
菓子器は幕末明治の瀬戸
 雀の銘々皿




薄器は二代村瀬治兵衛中次
薄茶茶碗は現川


正客は紫兎先生
連客はアイさんとお連れ
賑やかで
愉しい一日となった


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