村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

31・底かき灰

2016-04-22 22:14:45 | 利休居士三十五嫌忌
利休居士三十五嫌忌
31・底かき灰

炭手前の話しだ
持ち出した灰器の灰を
灰さじで蒔くのだが
その時に
よもや灰さじでゴリゴリッと
音などさせていないだろうね
案外してる本人は
手前の順番ばかり気にして
道具の扱いや
自分が発する音など
耳に入らないのだ
灰器も痛むし
灰さじも傷つく
それに音はギィガリガリ
心地よくない
だからやめよう

無駄な音はさせない事と
習った
釜に掛けた釜カンを外すとき
とにかく音はさせないようにする
金属と金属で擦れると
どうしても音が出る
気を付けても出るのだから
気にしないとゴリゴリッと
大きな音がする

音がする物は
させないように
手前しょう


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若緑

2016-04-22 00:43:32 | 村雨庵 稽古 
公達の手ならひの間や若楓 涼菟

涼菟は岩田涼菟イワタリョウト

[1659~1717]
江戸中期の俳人。
伊勢の人。
蕉門に入り、のち伊勢風の基礎を築いた。


写真は木戸の若楓
葉の重なった緑が美しい
「みどり」という語が登場するのは
平安時代になってから
本来「瑞々しさ」をあらわし
それが転じて
新芽の色を示すようになった
らしい

雨毎に
枝を伸ばし
垂れ下がる
木戸から玄関までの道も
両脇の木々が成長して
どんどん狭くなる

この季節の
めざましい庭木の成長に
毎年
驚かされる

今日は木曜稽古
夜にはホントに久しぶり
桃ちゃんが稽古にきた
仕事が大変で
お茶の稽古の時間が
とれなかったのだろう

お茶が出来る
お稽古に行けることは
幸せ
なのだ




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