村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

なかつかさ

2015-06-15 23:36:07 | 三十六歌仙
三十六歌仙

なかつかさ 
中務 912?~991?
父は宇多天皇の皇子敦慶親王
親王が中務卿だったので中務という
母は伊勢


今日はA先生のお宅へご挨拶に伺う
こちらは普段のワンピース姿
玄関のドアを開けた先生は
お着物姿
その時の気持ちは
いいようもない
出来る事なら
着物を着て出直したい気分だ
帰りたいが
そうもいかない


茶室 
床には一行
雲収山岳青
長板の二つ置き
棗釜がかかり
水指は広口の染付
お菓子はアジサイ金団
薄茶を頂戴した
恐縮 わが膨らんだ身も縮む思いだ
そのうえ
お祝いにと帯を頂戴するや
いなや
すぐさま元の膨らんだ姿に
もどった
嬉しいやら 残念やら



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枇杷の実

2015-06-14 23:04:29 | お勉強
ビワは
バラ科 中国南西部原産
実の成熟は露地栽培では5月~6月
桃栗三年柿八年枇杷(は早くて)十三年

家の庭にも周りにも枇杷の木があり
たくさん実をつけていたが
それまで長い年月がかかっていたのだろう

今日は文の会
食事をしておしゃべりをし
三時にはフルーツを食べよう
千葉にお住まいのミカワ様のお土産は大きな枇杷
皮を剥くにスルスルと簡単にむけた
大きいのを二つパクパクと
身が厚く種も大きかった

枇杷の實を
かろく
おとせば
吾弟らが
麦藁帽にうけてけるかな
北原白秋


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人の心に ならいけん

2015-06-14 00:07:09 | Weblog
世の中の ひとの心に ならひけん
かはるに はやき あぢさゐの花 一葉

樋口 一葉
1872年5月2日(明治5年3月25日)~ 1896年(明治29年)11月23日)
東京生まれ。
本名は夏子、戸籍名は奈津。
中島歌子に歌、古典を学び、
半井桃水に小説を学ぶ。
24歳6ヶ月で肺結核により死去


茶会の次の日
午前中は病院
10時に鍼の治療 
その後整形外科でリハビリ
その後内科で薬をもらう
お昼を食べて昼寝
夜の6時は美容院
昨日とは大違い
何もしないで
日が終わった

写真は目黒区役所
待合の写真だ
20畳くらいの広い部屋である
床の間の壁は円窓で掛軸が引き立つ




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水無月之花丹茶会

2015-06-12 21:50:45 | 村雨庵 茶事茶会
今日は茶会
場所は中目黒の
目黒区役所の茶室

ブログで茶会をお誘いし
今回お見えになる方が
何組様か いらっしゃる
それはとても
楽しみでもあるが
心配でもある
案ずるより産むがやすし
どの方もシンパシーで
初めてお目にかかる 
という気がしなかった



水無月之花丹茶会

    平成二十七年六月十二日(金曜日)
         於 目黒区役所茶室


   濃茶席   席主 想望庵 

はぎの間 寄付
床 山水   狩野伊川院栄信画

本席
床 柴門夜不鎖   益田鈍翁筆
花 青覆輪清澄   紅紫陽花
花入 粉引しのぎ紋   広州窯
香合 唐物   螺鈿   古筆了伴極
水指 高取   亀井味楽造 鵬雲斎大宗匠箱
  茶入 中次   藤重造  仕覆 間道
茶杓 玄々斎精中作   銘 小天狗
茶碗 無地刷毛目
替 唐津写   原清造
蓋置 竹   友流斎宗巴好
建水 曲
茶 菊寿   奥西緑芳園詰
菓子 島糖菓   虎屋製
菓子器 高麗盆   音丸耕堂造




    薄茶席  席主 村雨庵
    
床 庭田重嗣讃   土佐光孚画  
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
焼くや藻塩の 身もこがれつつ   権中納言定家
花 小川桔梗   山吹草   蛍袋
花入 唐物   すねあて
香合 庸軒好瓜形   満田道志造
棚    仙叟好桑小卓
水指   瀬戸   江戸時代
薄器    唐物青磁   時代
茶杓   船越伊予守永景作
茶碗   黒楽馬盥   楽家十代旦入造   銘 水月 
    堀内家十代不仙斎宗完箱
替  塩釜   粟田焼   岡田佳山造
志戸呂焼   時代
          瑠璃釉   森正造
     数茶碗   膳所焼
蓋置   古銅網目   時代
建水 平建水
水次 遠州好薬鑵
茶 花橘   奥西緑芳園詰
菓子 京の土 紫陽花   亀末廣製
   金平糖   緑寿庵清水製
菓子器 純銀宣徳青海盆   一鶴斎造






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こおおきみ

2015-06-11 23:32:32 | 三十六歌仙
今日の木曜稽古がおわり
森金さんを送って外へでると
雨がぽつぽつ降りだした

明日は茶会
昼間アイテラ氏の車に道具はみな積んだ

午前中は雨だとか
茶会にお出まし頂くお客様
どうぞお気楽に
お洋服でお越しのほど

写真のお菓子は
水無月


三十六歌仙
小大君
こおおきみ

天慶3年(940年)か天暦4年(950年)から
寛弘2年(1005年)または寛弘8年(1011年)頃
父母については不明

円融天皇の中宮藤原媓子に女房として仕え、
のち三条天皇(居貞親王)の東宮時代に女蔵人として仕え、
東宮左近とも称された。
通称は左近
藤原朝光、平兼盛・藤原実方・藤原公任などと交渉があった

小大君の歌仙画は華やかなでたおやかな姫君の姿
見るだけで雅びな平安時代を想像させる
その 「こおおきみ」の名称も優雅な呼び方である


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心外無別法

2015-06-11 00:15:46 | 村雨庵 稽古 
水曜稽古
久しぶりにアイさんがお稽古に見えた
今年81歳 
戌年生まれ
昨年は少し具合が悪かったようだが
元気に始めから最後まで
楽しそうに おしゃべりが続く
近所でお茶の稽古もしているが
かんたんな点前ばかりで
つまらないとのこと
今日は
唐物点前
少し難しい点前をするのが
嬉しいという
飽きっぽいわたくしには
その気持ち
よくわかる



掛物は
心外無別法
読みはシンゲムベッポウ 又はシンガイムベッポウ

この世の諸々の事は
すべて心次第
ものは考えよう
ポジティブに行こう
という事だろう





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高光 たかみつ

2015-06-10 00:41:42 | 三十六歌仙
金曜日は中目黒で茶会をする
水曜日と木曜日は稽古
道具をまとめておかないとと
すこしずつ用意し
サカチカさんとチェックしつ整える
夕方までにはほぼ揃った
あとは花とお茶を用意
これは忘れたら大変だ
天気は
どうだろう
初めてのお客様もいらしゃるから
晴れてほしい

三十六歌仙は たかみつ
ずいぶん前だが
ある茶会の濃茶席
茶入の銘が 
「高光」だった

たかみつを 調べなくては


藤原 高光フジワラタカミツ
平安時代中期の歌人。
藤原師輔の八男。
右少将にまで昇ったが、
父・師輔の死のあと
961年に比叡山延暦寺の横川の良源のもとで出家。
だが出家の翌年には横川を去り多武峰に移り住んだ。
師輔の子息が出家したことで、
『多武峯少将物語』など、高光の出家に関する逸話が記されている。
『拾遺和歌集』(4首)以下の勅撰和歌集に23首入集]。
家集に『高光集』がある。
『今鏡』によると、
束帯着用の際持つことになっている笏の代わりに、
高光は懐紙を笏の形に畳んだものを持っていたことがある、
との逸話が語られている。


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立葵 タチアオイ

2015-06-08 23:15:51 | 植物・茶花
雑草の花もちたれば梅雨の雲 秋櫻子

そとは雨
明日も雨だとか
梅雨に 入った

今日は月に一度の研究会
毎年今ごろ線路際に咲く
写真はタチアオイ
薬用として古くからあったようだ




源氏物語の柏木
くやしくぞ
つみをかしける
あふひ草
袖のゆるせる
かざしならぬに

梅雨の初めに咲き始め
梅雨明けとともに終わる
「梅雨葵ツユアオイ」とも言う
6月23日の誕生花でもある



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業平山南蔵院・伊勢物語茶会

2015-06-08 00:57:27 | 茶事 茶会 
業平山南蔵院は常磐線の金町の近く



縛られ地蔵が有名なお寺だと聞く
今日はその南蔵院の伊勢物語茶会
濃茶と薄茶に立礼席
今回がお寺では初めての茶会だとか
庭も茶室も新しく清々しい
茶席の案内も親切で行き届いている
6月だが晴天
緑の茶庭に気持ちの良い風
清風が吹く
庭では能舞台にて琴の演奏があり
時間がゆったりと流れている

茶会は
まさに
ディズニーランド
キラキラ
わくわくだ



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心ときめく六月

2015-06-06 22:21:19 | 懐石・料理
赤坂アークヒルズの37階
今日はF先生のパーティだ
パーティ?
何を着る
着るドレスがない
いやいや
外出用の靴や洋服だってないのだから
着物だ
そうだ
いつでも着物でいいのだ
着物で行こう




先生はお洒落な着物を召され
お人形のように綺麗だ
出席された皆様はそれぞれ
素敵なドレスを召されて
華やかで若々しい
着物の方も何名もいらっしゃる

普段のわたしめには全く縁のない
華やかな席
参加できることが嬉しい
着物は良い
少々太っても
たくさん年を重ねても
たとえ安い色無地でも
紋がついていれば
安心して表に出ることができる
お茶を習っているお陰


大都会の真ん中六本木の37階の景色はビルばかり
真下にホテルオークラが見える
近々に東京タワーその後ろに東京湾が見える
晴れやかで気持ちがよいが
景色を眺めてばかり
写真を撮るのを忘れた
そこでパチリ
フランス料理のフルコース
まだ何もきていない
オリーブ油だけ注がれたところ


六月は酒を注ぐや香を撒くや春にまさりて心ときめく 与謝野晶子

心ときめく六月の異名
(弥涼暮月)いすずくれづき、
(炎陽)えんよう、
(風待月)かぜまちづき、
(建未月)けんびづき、
(水月)すいげつ、
(涼暮月)すずくれづき、
(蝉羽月)せみのはつき、
(田無月)たなしづき、
(旦月)たんげつ、
(常夏月)とこなつづき、
(鳴神月)なるかみづき、
(晩月)ばんげつ、
(伏月)ふくげつ、
(松風月)まつかぜづき、
(水無月)みなづき、
(陽氷)ようひょう



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ふじわらの きよただ

2015-06-05 23:33:56 | 三十六歌仙
夜になると涙が出てパソコンも良く見えない
それで今日は何年かぶりに眼医者へ
目に傷があったらしい
今度視野の検査と眼底検査もする
帰りは整形外科にも寄った

あとは
雨が音を立てて降る
寝てばかりの一日
明日は着物で赤坂アークヒルズへ



三十六歌仙の一人
藤原清正フジワラノキヨタダ
?~958 
平安中期の貴族
藤原兼輔の次男
朱雀・村上朝の宮廷歌人
天暦年間の内裏歌合に度々出詠し、
多くの屏風歌を制作した。
私家集に『清正集』が有る。


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夏椿

2015-06-05 02:08:11 | 村雨庵 稽古 
稽古が終わり
皆が帰ると
最後に木戸を閉める
その時
足元に小さい白い花が
たくさん落ちているのに
気が付いた
拾ってみると夏椿の花だ
花を咲かせているのに
気が付かなかった
木が大きくなり
視界に入らなかった

昨日今日の稽古も
花がないからと
先週S先生から頂いた花
額あじさいとホタルブクロを
少しでも長持ちするように
毎夜ちょろちょろと水道の水を落とし
大切にしていた
こうすると結構長持ちする

でも夏椿が咲いていたなら
今週の稽古にはつかえた が
来週の稽古には
終わってしまうだろうから
また
花がない
来週は茶会もあるので
なおのこと花がない
いつも花には苦労する

お弟子様たちのお願い
特にちょっと閑静な所にお住まいのお弟子様
おうちの周りを見渡して林の端の草むらに
名前は知らなくても花が咲いていませんか
育てている主のない花ならば
少し頂いてきてお稽古の時に
持ってきて欲しいなあと
願っているのです 
なにとぞ 花を



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6月の茶の稽古

2015-06-03 23:58:34 | 村雨庵 稽古 
このところ
忙しい
土日に茶事があり
その後月曜日に京都へ行き
火曜日に家元と茶会
今日の水曜日は稽古
土曜日は赤坂でパーティ
日曜日はまた茶会
そして予定は
まだ
まだ続く
忙しいのはただただ
自分が用事を入れているから
忙しいのが好きなのだ

今日は村雨庵の稽古日
雨が降っている



写真は菊池契月
青梅の画
今日から6月の稽古

風炉の灰型を押しているとき
茨城県から稽古にきている生徒様が見えた
遠くから大変だろう
初炭と唐物の点前をして帰った
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京都平安郷 光琳乾山忌茶会

2015-06-02 23:59:56 | 茶事 茶会 
京都にて今日は
光琳乾山忌茶会へ
毎年6月2日と3日にひらかれる
場所は広沢池のとなりの世界救世教の平安郷にて
今年の濃茶席を根津美術館
薄茶席を金沢美術青年会とMOA美術館
広い敷地の中に点在している茶席へは
マイクロバスのような車で移動する
茶会を待つその時間も楽しい
道具も良い

堪能した




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京都は晴れ

2015-06-01 23:41:54 | Weblog
今日の行き先は
縄手の片岡象牙店
隣の珍裂屋
近くをぶらぶら
昼食の後は
亀末広で6月12日の干菓子を買う
その帰りに錦で夕食を調達
後はのんびりしよう

お昼はネットで予約したから探さずともよし
安心だ
品川駅8時頃の新幹線で京都へ
いつものように朝食は品川駅のカフェで食べた
そろそろお腹が鳴りだした予約したそのお店は
細い道の奥にあるらしい
写真がそれ
今日の同行4名は恐る恐る向かう



なんと風情のあること
ネット注文をすると
サービスの飲み物付き
お値段も割引あり
得したようで
気分が良い
食事も勿論中々美味



次に来る10月も
ここに来よう
と4人は簡単に決めた
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