村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

曲終人不見 江上数峰青

2009-04-21 22:30:48 | 茶の事
今日の予定がキャンセルになった
突然に空くと 何してよいやら 悩む
明日は村雨会の水曜稽古
4回めの水曜日 七事式をしよう

踏み台に乗り棚の上をあれこれ漁った
明日の掛物
曲終人不見  にする
対句がある

曲終人不見 江上数峰青
曲終えて人見えず、江上数峰青し 
唐代の詩人・銭起の詩

歌曲終り人は散じて、唯山々の青きを見る
と『禅語字彙』にあるらしいが

笛の音がやんだ 
ドラマが終わったのだ
が しかし もう
誰ひとり見る人とてない
今 聞こえるのは自然の音
風の音 川の流れる音
ふと川の上に視線を向けると
層々たる山の峰が青々と迫ってくる

と今日は解釈しておこう

「曲終人不見」の一行をご覧になったら
その対句の「江上数峰青」を脳の引出しから出されよ
この一行から それぞれの音を聞き 
川から吹いてくる風に吹かれ
遥かな山の緑を見ることができる 

はずだ

さて
そとは雨が音を立てて降りおる
明日はわが木戸の前のモミジは
又また枝を伸ばして
木戸出るわが頭をぴしゃりとするでのあろう
お弟子の諸君もお気をつけよ
毎年いつも今頃
モミジはぴしゃりの挨拶をするのだから
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月曜日

2009-04-20 21:02:47 | 短歌・俳句の事
短歌をつくった

雪洞は頭上に吊らるるそれに沿い兼六園へとわれらも進む

坂道を上りて進む兼六園へ桜ふぶきに歓声あがる

わさわさと寄り添い歩く人の群れ兼六園へ入るひと出るひと

その昔20歳の頃に訪ないし兼六園をば記憶にはなし

満開の桜膨らみ満ち足りて仰げばわれを覆いかくさん

結論は何一つなしおしゃべりも桜を下を選んで歩く

フェンダーを覗けば青きその空は桜さくらの花の合間に

水色の空似合いたる石川門の花見の客のぞくぞく横切る

葉桜となりゆくその樹わずか前さわさわさわわ花びら散らす

降りしきる桜はなびら風に乗りひとしきり降りまたひとしきり降る

花吹雪さくら吹雪の中にいて忘れしものを思い出しそな

いく千の花びらの散るその向こう若きのわれが駆け出し来るよ

12首 完成
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月々会稽古 卯月

2009-04-19 22:19:01 | 茶の事
10時さかちかサン稽古に
蓬餅を作ってご持参
嬉しき事よ

りん里さん身重なれど
元気でわが庵に稽古に参加
現在9か月 
釣り釜の初炭点前をして、濃茶・薄茶を召しあがり12時半に
お帰りです
来月は御出産 
めでたい 
トビ姫、くましょうさん、あいてら修繕課長、かつ殿、でれら嬢、矢智姫
お稽古に
そうそう
ご見学がおひとりいらした
ざわ様 
以前はカルチャー教室でお稽古をなさったそうな
2時間のうち支度とかたずけ、それから残りの時間が稽古で
時間が少ない もっとお稽古をなさりたいとの・・
そうなのです 
お茶は楽しいから 一日中でもしていたい
どうぞ どうぞ
お好きなだけいらしてかまいませんぞ
でも緊張するのでそうそう長いと疲れます
だから どうぞ時間はご自分で計ってくださいませ

わが稽古場の特徴→ 自由!!
お好きなように
茶道という枠の中では 自由であります
お稽古に来るも自由、休むも自由
みなみな己が決め、選ぶもの 

ざわ様5月から月に一度か二度お稽古にお見えになります
社中が増えました
有り難い

今日はこれから締め切りで短歌を作らねば
12首なのだが まだ一首もできてない
そろそろ
この辺で・・

御機嫌よう皆さま
御機嫌よう ガゼータどの

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香付花月

2009-04-18 23:00:11 | 茶の事
今日は牛込柳町で香付花月
あさ早起きして 出かける

今月は当番である
香付花月


3時に終り、4時すぎに家につく
5時から 懐の会のお稽古
今回は2名参加
5時からだと 遅くなる
急いでお料理をしないと
帰りが遅くなります

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源氏の会 空振り

2009-04-17 23:24:55 | お勉強
月に一度の金曜日
源氏を原文で読む会

今日は読まず
居酒屋で枡酒を
なんと一杯やって
干物を肴に
ゆっくり話する・・・
癒しの時間

先日 紫兎庵様
京都の一休寺にて茶会にお出ましに
N先生の還暦のお茶会
としますと N先生と先日の宗明氏とは同い年
丑年なるや

丑年生まれは穏やかで温厚 大器晩成が多い
ますますの御発展を祈念す

今日の掛け物は
狩野勝川院法眼雅信 幕末明治の人
木挽町狩野家の最後の人となる
門人には狩野芳崖、橋本雅邦
明治13年没58歳






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木曜稽古卯月その2

2009-04-16 23:23:20 | 茶の事
今日の掛け物
小堀宗中賛
渇斉居士画


賛は
遠州の和歌だ

咲く花の香さえ色さえ深み草
君ならずして誰か見せまし

優雅なりし

稽古はかつどの斉どのひ伊ろんさんとさかちかさんの四名
矢智姫が休みであったよな
昼間は暑いほどが夜は寒くなった

口内炎がようやく治りはじめた。薬が効いたらしい。
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茶の稽古  稽古の茶

2009-04-15 23:45:01 | 茶の事
香付花月
牛込柳町のお友達五名様いらして…
香付花月を三回する
香の銘から短歌、俳句、詩などをつくる
席入ののち札を回し月花名乗る
月は香を焚き、花は茶を点てる
お薄3ぷくで8畳にもどり
俳句や歌をつくるのだが
難しいものよなぁ

皆様お帰りのあと
まもなく
カズ様 くま様、斉殿、森キンさん、とび姫、でれら嬢の六名順に稽古にみえる

茶には卒業がない
生徒は稽古し、私も稽古す
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ひとやすみ

2009-04-14 21:32:46 | Weblog
予定では
懐石料理教室へいくはず

しかし
土日の疲れもあり
まあ
ひとやすみ

するか
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ふくめの会  卯月

2009-04-13 23:56:54 | お勉強
月に一度の古筆研究会
平安時代の文字の優美を味わい
  から紙の雲母に反射するかすかな光をめで
     日常から離れるその時間を味わう



抽象的なことしか言えないが

時間そのものが美しいと

   わたくしめは 思う
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金沢散策

2009-04-12 23:47:23 | Weblog
桜 椿 山吹 
花は満開
風に乗り花びらが 舞い散る

金沢の花見に我らも参加
兼六園は無料開放とか
人 ひとの中
園内の三芳庵にて昼食
池に張り出した座敷での食事は
江戸時代に戻ったかのよう

文句なしの晴天 青い空に石川門が美しい
絵はがきのようだった
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宗明様 華甲の茶事

2009-04-11 20:31:32 | 茶事 茶会 
山中温泉の 無限庵にて
宗明氏還暦の 華甲の茶事に招かれた

無限庵の二階を待合
階段を降りて降りて大聖寺川の川沿いにある静清庵にての茶事とあいなった。
客は
村雨庵、想望庵、松風庵、松籟庵、かつどの、設計室長、森金、里様の八名と前端春斉氏が詰めに入られ九名。
茶室はもと東京美術倶楽部にあった茶室を移築したとのこと。
三畳台目下座床鱗板の席である。

待合 無限庵 二階
掛物 猩々 久隅守景作 狩野周信(常信の子)箱
汲出 色絵 小峠丹山造
煙草盆 タガヤサン
火入  絵唐津 中川自然坊造

本席 於 静清庵 
掛物 大徳寺378世 無学宗衍
   遅日和風影酔人
花入 青竹一重切 亭主自作
   白椿 花蘇芳

炭斗 底四方
火箸 和田美之助作
灰匙 石州好 ナンリョウ
灰器 丹波 石田陶春造
香合 手箱 箕亀金高蒔絵 銀梨地内金梨地
      前端雅峰作

水指 南蛮 宝珠 随流斎直書
茶入 唐物 瓶子 堆朱盆添え
   鳳雲斎箱書 銘 青山
茶杓 杉木普斎作 銘 雪曙 
   古筆了意替筒
茶碗 釘彫イラボ 、而妙斎箱
   御本呉器
   井戸脇
建水 曲
蓋置 竹  堀内宗心作 
菓子 白金団 銘鳳凰
菓子器 きんま 時代

薄器 中棗 石目塗 海松貝蒔絵
   前端雅峰作
茶杓 宗心自作 銘 伏屋
茶碗 赤楽 宗心手造
   永楽即全造 十牛図 騎牛帰家 宗心画
菓子 味噌最中 有平糖 
菓子器 螺鈿
煙草盆 妙喜庵古材 
煙管 即中齋好
火入 黄瀬戸
   
以上



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ブルートレイン

2009-04-10 20:12:44 | Weblog
明日 茶事に行く
場所は山中温泉無限庵
名古屋の友人の華甲の茶事に参る
八名にて今夜はブルートレインで
明日の朝は金沢に着く

荷物になるので着物を着て行くことにした
寝台車は個室だそうだ
初めてである
楽しみだ
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木曜稽古 四月

2009-04-09 23:55:06 | 茶の事
木曜日稽古
茶通箱を吉野棚で
透木釜
日曜日に茶事の亭主をした矢とも姫、シャルル先生の通訳に大活躍してくれた、ヒ伊ロンさん。かつどの、さかちかさん
昨日の稽古とは、違う雰囲気でした。
しかし
昨日のふくもと
の写真をのせます。
きれい!シャルル先生はお刺身がダメでしたので
ふくもとサンでは
有り難いことに
春キャベツのしんじょに替えて・・・
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ベルギーのお弟子へ

2009-04-08 23:54:52 | 茶の事
シャルル先生と無事にお目に掛かることが出来ました。
お昼は綱島のふくもとです。皆で六名。
英語はヒイロンさんフランス語はデレラ嬢あと三名はニコニコタイムです。
でお昼は素晴らしかった。おいしかった!
帰りには大本山総持寺を見学しつつ通り抜け。
歩いて歩いて、わが村雨庵へとお越し頂きました。
稽古日なので皆の点前の濃茶と薄茶を召し上がり、そしてその後、
シャルル先生は旅タンスで薄茶点前をなさいました。
まさに正統派の
その流れるような美しい所作に 私も社中のものはびっくりいたしました。
国や文化は違えども流れるスピリッツは同じだとおっしゃいます。
かほりさん素晴らしい先生につかれましたね。
シャルル先生のお点てになられたお茶を頂きたいと皆申します。
先生は7ふくか8ふくの薄茶をたてられましたが、その間も正座され姿勢も崩れません。
誠に見事なお点前でした。
先生はそのあとで吊り釜で初炭をなさいました。
その釜に洗い米を入れてご飯を炊きます。炊き上がりましたら、ケンチン汁の入った鍋に掛け換えました。
おかずはコロッケに決まりでしたので!買ってきたものをお出ししましたが、おいしい。
キャベツとミニトマトの生野菜。ウドのきんぴら。胡瓜のぬかみそ。
皆、知ってる限りの単語を繋げてシャルル先生に話しかけました。
その賑やかな事。愉しい嬉しい時でした。
それにしても
通訳をしてくれたヒイロンさんをなんと心強く思った事か!
感謝!
又デレラ嬢の頼もしいことよ。美しきおフランス語よ!
夜は更けゆき、8時にデレラ嬢と一緒にお帰りになられました。
今までも何度か外国の方がお見えになりましたが、今日のようにお一人なのは初めてでした。
皆さんのお陰で無事におもてなしが出来ました。有難うございます。
まさに一期一会
シャルル先生 ごきげんよう!ぜひまたお越し下さいませ
かほりさんお土産有難う!
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爽煮椀

2009-04-07 23:23:06 | 懐石・料理
沢煮椀だとばかり思っていたが
正しくは爽やかの
さわにわん
だった
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