村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

月曜日

2009-04-20 21:02:47 | 短歌・俳句の事
短歌をつくった

雪洞は頭上に吊らるるそれに沿い兼六園へとわれらも進む

坂道を上りて進む兼六園へ桜ふぶきに歓声あがる

わさわさと寄り添い歩く人の群れ兼六園へ入るひと出るひと

その昔20歳の頃に訪ないし兼六園をば記憶にはなし

満開の桜膨らみ満ち足りて仰げばわれを覆いかくさん

結論は何一つなしおしゃべりも桜を下を選んで歩く

フェンダーを覗けば青きその空は桜さくらの花の合間に

水色の空似合いたる石川門の花見の客のぞくぞく横切る

葉桜となりゆくその樹わずか前さわさわさわわ花びら散らす

降りしきる桜はなびら風に乗りひとしきり降りまたひとしきり降る

花吹雪さくら吹雪の中にいて忘れしものを思い出しそな

いく千の花びらの散るその向こう若きのわれが駆け出し来るよ

12首 完成
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