村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

花見の茶事 つちのと丑年

2009-04-05 22:18:00 | 茶事 茶会 
村雨庵花見の茶事
晴れ 
朝9時水屋のかつどの水屋、9時半やっとも姫亭主、少ししてデレラどのが露地の掃除に。
三名でそれぞれおのが支度 
亭主は何時ものように炭と茶と菓子の用意、
水屋はだしを引き味噌汁を作り米を研ぎ支度する。
露地の掃除をして、濡れ縁を清めて敷物を敷きにわか腰掛にする
まあなんでこんなにもかたずけねばならない荷物があるのだろう
ひろがった荷物は障子のうしろかお風呂場に避難
昨日と今日とで部屋にはなにもなくなり すっかりきれいになった
炉中を清め、炉縁をよそいきの朱色のものに変えた
道具畳に風炉先、旅たんす、
床の間には画賛 藤波季忠 作
藤波季忠は裏千家一燈の弟子
賛は短歌
桜狩雨は降るとも同じくは濡るとも花の影に隠れて
画は狩衣姿の公達と連れのものが桜の下 雨に降られている
花見をせんと茶事をせんか

花見茶事の会記 
 
待合床  かがり火 六代 市川鰕十郎
煙草盆  朱に桜の螺鈿
汲出 御本写
本席 雨中桜公達 画賛 藤波季忠作
   桜狩雨は降るとも同じくは濡るとも花の影に隠れて
釜 透木釜 川辺慶一
透木  桜  竺叟好
炭斗  底亀甲  節雲作
火箸  時代
灰さじ サハリ 清雲作
灰器 万古 数印
香合 扇 矢口窯 田穂山作
棚 旅箪笥
水指 磁州窯 黒掻落し
茶入 瀬戸 加藤陶三郎
茶杓 三重野与雲 銘みよし野
茶碗 鼠志野 加藤清三
建水 槍の鞘
蓋置 駅鈴
水次 片口 七宝紋 橋本城岳
菓子 花見団子
菓子器 田樂箱
薄器 枝垂れ桜蒔絵 前畠春斉
茶杓 裏黒桜文様蒔絵
茶碗 団子 清水六兵衛
   赤楽
   桜色絵 万古
建水 曲げ 
蓋置 乙御前 (やっとも姫のものを出しました)
菓子 干コハク 胡蝶、干菓子 蝶 鶴屋八幡製
菓子器 禄〃斉好み さくら盆
菓子 まめさん煎餅 
菓子器 樺細工 (やっとも姫のを使いました、ベルギーのかほりさんのご結婚の引き出物だそう)

煙草盆 らでん 春蘭文様
火入 楽 桐山作
煙管 淡々斉好
煙草入 独楽

おそまつであるが それが分相応であるやも  
コメント (2)
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