村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

和漢朗詠 早春

2016-01-19 23:23:53 | 紫廼茶話会
紫兎先生のお稽古
お菓子は
福寿草
鶴屋吉信だとか

白抜きの染付の器に良く映える


和漢朗詠の「早春」
漢詩は

氷消田地蘆錐短。春入枝条柳眼低。
氷 田地デンチに消えて蘆錐ロスイ短く
春は枝条シジョウに入りて柳眼低し

先遣和風報消息。続教啼鳥説来由
先マズ和風をして消息を報ぜしめ
続いて啼鳥テイチョウをして来由ライユを
説トかしむ、
白居易

東岸西岸之柳。遅速不同。南枝北枝之梅。開落已異。
東岸西岸トウガンセイガンの柳、
遅速チソク同じからず、
南枝北枝ナンシホクシの梅、
開落カイラク已スデに異コトなり
慶滋保胤


紫塵嫩蕨人拳手。碧玉寒蘆錐脱嚢
紫塵シヂンの嫩ワカき蕨ワラビ人手を拳ニギり、
碧玉ヘキギョクの寒き蘆錐嚢アシキリフクロを脱す。
小野篁

気霽風梳新柳髪。氷消波洗旧苔鬚。
気キ霽ハれては風カゼ新柳シンリュウの髪を梳クシケヅり、
氷消えては波ナミ旧苔キュウタイの鬚ヒゲを洗ふ。
都良香

庭増気色晴沙緑。林変容輝宿雪紅。
庭ニワ気色キショクを増せば晴沙セイシャ緑なり、
林に容輝ヨウキを変ずれば宿雪シュクセツ紅なり。
紀長谷雄


和歌は
いはそそぐたるひのうへのさわらびの
もえいづるはるになりにけるかな
志貴皇子 古今和歌集



やまかぜにとくるこほりのひまごとに
うちいづるなみやはるのはつはな
源正澄 古今和歌集


みはたせばひらのたかねにゆききえて
わかなつむべくのはなりにけり
平兼盛 続後撰和歌集


見わたせばやなぎさくらをこきまぜて
都ぞ春のにしきなりける
素性法師 古今和歌集

むーん
難しい




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