村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

懐の会 卯月その2

2009-04-25 20:26:07 | 懐石・料理
今日は雨
庭の緑の木々はつやめきを増し清々しい
さあお勉強だ
懐石料理のお勉強だ
今日は3名
雨の中を 御苦労さまだ
11時から始まったのだが
終わると5時になってしまった
料理はずっと立ち続け 
料理はスポーツ
今日も元気に料理をつくり終え
作った料理を食べ
片付けもすっかり終え
包丁を八本研ぎたれば
完了だ
懐石料理は茶の料理
客をもてなし、おのれを養う

今日つかった向付は
深川製磁の染付
染付の色が美しい

深川製磁は明治27年
香蘭社深川栄左ヱ門の次男深川忠次が設立した。
現在もある有田焼の陶磁器の会社である
明治33年パリ万国博覧会に出品。
明治43年宮内省御用達。
高台内に富士に雲の文様があり
深川だとわかる

今日は槍烏賊の刺身を盛り付けた
烏賊は薄皮を剥ぎ
裏から細かく、細かく包丁目をいれて
表にかえしてそぎ造りをした
ねっとりととろけるようであった
口に含むとたんに 体中に広がる嬉しさをきっと「至福」と言うのだろう
おのれ自身で下ろした烏賊を綺麗に清め刺身を作っていく
材料からおのが目で見たものを、食する
スローフードだろうか
簡単料理とか手抜き料理では味わうことのできぬかも
懐石料理は心にも栄養を与える
食べてよし・・・
作ってもよし・・・





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