村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

瑠璃ルリの樞トボソ

2020-09-09 23:23:09 | 村雨庵 稽古 

今日は九月九日
五節供のひとつ
重陽の節供だ
待合には菊の絵を掛けた
本席は
香川景樹カガワカゲキの歌

山家人稀
たまたまは人も明けつる山里の
松のとぼそは
苔むしにけり

松のとぼそ=松の戸のこと

謡の鶴亀に
庭の砂イサゴは金銀の。
珠タマを連ねて敷妙シキタエの。
五百重イオエの
錦や瑠璃ルリの樞トボソ。
しゃこうおの。
行桁ユキゲタ瑪瑙メノウの階ハシ。
池の汀ミギワの鶴亀は蓬莱山ホウライサンも外ヨソならず。
君の恵みぞ。
ありがたき
君の恵みぞありがたき。 

「五百重イオエの
錦や瑠璃ルリの樞トボソ。」
ここに「樞トボソ」の言葉が
出てくるのを思い出した。

お謡は確かに役に立つ

コメント
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