村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

小野篁オノノタカムラ

2020-09-13 22:35:17 | 和歌と歌人

わたの原
八十島かけて
漕ぎいでぬと
人には告ツげよ
海人の釣船
『古今集・巻九・407』
 和歌・歌人41
 小野篁オノノタカムラ

「隠岐国に流されける時に、
 舟に乗りて出で立つとて、
 京なる人のもとにつかわしける」
と詞書きがある

小野篁オノノタカムラは802-852
834遣唐副使に任じられたが
大使藤原常嗣と争い、
病と称して乗船を拒んだ為、
隠岐国に流された。
のち許され帰京。
蔵人頭、参議、左代弁を歴任、
仁寿二年従三位。

小倉百人一首に取り上げられている
歌番号11
参議篁

今日はどこへも出ない
近くのお弟子様が
葡萄を届けてくれた
秋は果物が美味しい
有難い

コメント
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