今日は九月九日
五節供のひとつ
重陽の節供だ
待合には菊の絵を掛けた
本席は
香川景樹カガワカゲキの歌
山家人稀
たまたまは人も明けつる山里の
松のとぼそは
苔むしにけり
松のとぼそ=松の戸のこと
謡の鶴亀に
庭の砂イサゴは金銀の。
珠タマを連ねて敷妙シキタエの。
五百重イオエの
錦や瑠璃ルリの樞トボソ。
しゃこうおの。
行桁ユキゲタ瑪瑙メノウの階ハシ。
池の汀ミギワの鶴亀は蓬莱山ホウライサンも外ヨソならず。
君の恵みぞ。
ありがたき
君の恵みぞありがたき。
「五百重イオエの
錦や瑠璃ルリの樞トボソ。」
ここに「樞トボソ」の言葉が
出てくるのを思い出した。
お謡は確かに役に立つ
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