村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

雨降らば

2019-03-04 23:50:25 | 短歌・俳句の事
雨降らば
着むと思へる笠の山
人にな着せそ
濡れは漬つとも
石上乙麿朝臣(万葉集)


写真は土曜日の羊の会
クマショウさんちの火鉢
今日は 雨で寒い一日
終いかけの大炉を塞ぐ

大炉の畳は一尺八寸
炉縁を出した
その箱に入れておく
これが動かすのも重労働
とにかく重たいのだ
でも
炉を塞がねば
一度
うちの猫が落ちたらしく
畳に猫の灰の足跡が残ってた
誰か落ちてもいけない
誰って茶室に夜入るのは
自分しかいないのだけど
雪瓦を外し
五徳を取って
灰を少しふるい
蓋をして
大炉の畳を敷いた

三月は釣釜
雲龍釜を探す

釜は二階の棚の上
若しくは二階の押入
この押入にはよそ行きの
水指も
一緒にしまってある
水指の箱と雲龍釜の箱は
よく似ている
風呂敷を外から見ても
名札のあるものは避けるが
ほとんどついていないから
去年はとうとう見つからなかった
今回は手抜きせず探し
ようやく見つけた
これでつり釜もできる
やれやれ
コメント
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