村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

清少納言 夏は夜

2014-06-27 01:00:05 | 村雨庵 稽古 
木曜日
昼間は茶碗研究会へ行った
2ヶ月休み
久しぶりにお目にかかったS先生
必死に講義をなさっておられる姿を拝見すると
泪がこぼれた
七月八月は夏休み
九月は休めない
先生にお目にかかるのだ
必ず


木曜稽古は
夜のみの稽古になる

待合には
清女図とある歌仙画を掛けよう
清少納言である 
筆者は
江戸後期の絵師の喜多武清筆 
表具は近くよると
書き表具だと言うことがわかる

枕草子
春はあけぼの だが
夏は・・・

夏は夜
月の頃はさらなり
闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる
また、ただ一つ二つなど
ほのかにうち光りて行くもをかし
雨など降るも をかし


成程 そうでしたか
平安時代の夏も夜がいいのですね

夏は夜なのよ
月があるともっといいけど
でも
新月の闇でも それも又いいわ
蛍がたくさん飛んでも幽玄よ
少しが あやかに飛んでも 風情あるのよ
もちろん 雨が降っても 
夏の夜は 素敵だわ

てな ところでしょうか


これを見よ
うへはつれなき夏草も
下はかくこそ
思ひみだるれ
清少納言(続千載1073)


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コメント (2)
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