村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

梅の木

2014-06-09 20:55:31 | お勉強
青梅に手をかけて寝る蛙哉 一茶

帰りの駅までの坂道
足元に転がっている実は
手に取ると梅の実だった
近くにそれらしき梅の木はない
何処にあるのだろうと探すと
10m位離れた坂の上に
茂った大きな梅の木があり 
たくさんの実をつけている
誰もそれとる人は居ないのだろう


今日は月に一度の研究会
まだ六月だが
湿度が高く気温の割には暑い
だいたい茶室には冷暖房が無いので
汗がじわじわと沁み出る
でも涼しい顔 修行 修行だ



日曜日の茶事の主菓子「沢の松」をつくっている
土曜日の写真だ



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沢の松 還暦の茶事

2014-06-09 00:07:17 | 村雨庵 茶事茶会
向付の挨拶では
始めての茶事は台風だったと
亭主のサワワさんの話しだから
どちらかというと雨女かもしれぬが
すこし
小雨になった
これならば外に出られる

初座は
蛍籠で初炭 香合は扇面
午年の亭主
鐶は くつわ鐶
菓子のあとは中立ち
雨が少し小降りになった
空も思いのほか明るい
菓子は前日作った葛焼きで銘を「沢の松」



中立の後
蹲を使って席入りすると
あさぎ交趾の花入に額紫陽花がひと枝
亭主のサワワさんがたっぷり露をかけた
水指は菱馬に茶入は高取
茶碗は旦入の黒
茶杓はサワワさんの持出しで
鵬雲斎大宗匠の作 銘は「松寿」

建水はサハリ
後炭は常のように香合は初炭と同じ
煙草盆を出し干菓子を運ぶ
サワワさんの棗 扇面大棗で中村孝也造とか
サワワさんの茶碗はやましたで去年買ったと
「白馬に乗った王子様」黄交趾
干菓子は 大きなダイヤモンドの指輪



もうひとつの干菓子は
サワワさんは仙台生まれ
仙台堆朱の盆
幼い時を思い出し 蛍に水




茶杓は皆様のお祝い
銘は「のどか」

本席の掛物は還暦の茶事ならで赤いものをと
「丹頂千年寿」

還暦の茶事は
サワワさんにとって将に
一期一会
一生に一度の茶事だ
きっと本人は 今日を忘れない



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