村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

磯の笠子は口ばかり

2014-06-01 21:09:20 | 懐石・料理
日曜日 
今日は六月日曜組の料理教室
もう夏の料理
カサゴとアイナメを下し
カサゴは薄造りと
アイナメは骨切りをして揚げ、大根おろしをのせ汁を張る


カサゴは笠子、瘡魚と書く
知っていたら通人級だとか

東京ではカサゴだが
九州ではガシラ
島根ではボッコ
岡山瀬戸内ではメバル

武骨な面構えから江戸時代、端午の節句の祝魚として用いられ、
佐渡ではカサゴの干物を軒先に魔除けとして吊るした。

「磯の笠子は口ばかり」と言うことわざがある
カサゴは小さい身体に口が大きく、
食べる部分が少ないことから、「口先ばかりで実行力のないこと」。だとか
クセがなく、だし、旨味があるので汁物にして非常に美味。
刺身は身が少なく歩留まりが悪いが、
上品なうまみに思わず歓声が上がる

写真は
カサゴの薄作り
白髪葱を敷き、
茗荷と胡瓜を繊に切りトマトを飾った
生姜ご飯、胡麻豆腐の吸物
他に二品


私はいつもより動きが悪かったが
茗荷を切り、胡瓜のカツラむきなど
少し仕事をした
殆ど 元気だが
言う事ばかりで働かない
「磯のカサゴは口ばかり」と言われないように

頑張るぞ 少しだけ



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