村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

かこち顔

2013-09-01 22:17:58 | 短歌・俳句の事
今日は9月ついたち
旧暦では7月26日だと
月は細い爪のような月だが

百人一首 86番 西行
嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな

かこち顔は 託ち と書く
{goo辞書 }によると
他に事寄せ、
そのせいにして恨み嘆く顔つき。
また、思いわびているさま。

千載集・恋五
月前恋と「いへる心をよめる」

月があまりにも綺麗でも 
かこち顔など したくないね


短歌の結社に歌稿を送る時
入会の年月を書く
平成7年5月
短歌を詠み始めて 18年も過ぎたが
毎度 お粗末な事なのだが
自分の歌を詠むと、ありありとその時
その瞬間が浮き上がってくる
 京都三条の古布屋へ行った 平成22年9月の歌だ

うづたかく
積み重なりぬ古布ばかり
囲まれる店主の
姿めずらし   村雨庵

短歌っていいものだ
さあ一首詠んでみたら・・・




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