村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

美ささ苑 獨楽茶会

2013-09-03 23:47:30 | 茶事 茶会 
食べログには「千利休ゆかりの茶室 獨楽庵がある料亭」とある
今日の茶会は八王子 美ささ苑にての
第四回獨楽茶会

美ささ苑には
茶の湯と美を楽しむ会=楽の会という会員制の会があり
それに入会すると茶会や講演会へ参加ができる
ビジターでも会費が少し高くなるが
参加できる

そのつど高名な席主が
興味深い茶会を開いている
茶の流儀も色々で とにかく楽しい
あいにく水曜日が多いので参加できずにいるが
ホントは毎月行きたいと思っている
著名な講師を招いて講演会もあるがこれも都合の悪い木曜日や
予定がすでに入っていたり 中々うまくいかない

今日の濃茶席は岡本浩一先生
淡交にも長く連載をされておられる社会心理学者で
わが本棚には著書の「茶道を究める」
「心理学者の茶道発見―癒しと自己の探求」とが並んでいる
ご本人におめにかかる楽しみもあり
どのようなお取り合わせをなさるかと
興味津々
薄茶席は先生のお弟子様とか
男性であり またそれも興味津々だった

岡本先生はご本の印象と変わらず
知的で穏やかな雰囲気である
お話しも勿論お上手
お取り合わせも時代の瀬戸一重口の水指に
古清水の茶入 お菓子も特別に美味しく
満ち足りた気分でにじり口を退出した
薄茶席は世界から取り集めた茶道具を取合せられ
知らない国名が数々登場 地球儀を頭に思い浮かべるグローバルな茶席だった
隣に座る想望庵さまは「あまりにもご亭主の手が綺麗で・・・」とは
さすがいつも美を追求されている方の台詞は一味違うなあ

今日もすこぶる暑いが濃茶席には冷房が無い
茶人はそれも修業のひとつと
主客とも汗をかきながら茶をする
それには体力がないと ついていけない
体力をつけて 足を丈夫にして
もっともっとお茶をしたい と思った
この所自分の体力や足の不調もあり 正直 鬱だった
鬱のまま茶会に出向けば
目を洗うように露地の緑は美しく
茶会の為に働く人がいた
次々と照り乾く敷き石に水を撒く人がいた
優しく下足を揃える人がいた
いいなあ 
出来る事から
私もがんばろうかな 

頑張ろう! 
自分!




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