村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

干菓子の盛り様

2010-09-06 23:38:53 | 茶事 茶会 
写真は昨日の茶会の薄茶の菓子器
これは松籟庵様のお持ちだし
時代の蒔絵の高坏だが
素晴らしい金蒔絵で
いわゆる大名道具である
大きさは貴人点用の高坏よりずっと大きく
十名様以上でも干菓子ならば大丈夫
美しい四季の花が全体に金蒔絵で散りばめられ
無地のところが少ない
さて
菓子の盛りようをどうしたら良いか
かねてよりS先生は
干菓子は絵を描くように盛れと常々おっしゃっる
表には百合と牡丹と水仙の金蒔絵がある
夏として取り敢えず百合を正面にし
百合の蒔絵は見えるようにして
他の花の蒔絵の上に菓子を盛る
赤坂の塩野製の
菊の干菓子と葉を盛る
お客様は12名様
数えて盛っていく
なんとなくバランスが整ったら
緑の葉を添える
ひとつずつ菓子を取るたびに
金蒔絵の花の絵が現れるわけだ・・・


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