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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

松虫の初声さそふ

2023-09-09 22:30:55 | お勉強

 よみ人しらず
松虫の
はつこゑさそふ
秋風は
おとは山より
ふきそめにけり

今日は朝日カルチャーへ

烏丸切
烏丸光広(1579-1638年)が所蔵していたことからか。
「右近切」とも言う。

烏丸切は
後撰集の断簡。
烏丸光宏広(1579-1638年)が所蔵していたことからか。
「右近切」とも。
胡蝶装の冊子本。
料紙は、小さい飛雲紙。
表裏両面に金銀の砂子。
縦20.8cm横16.8cm。
歌一首2行。

出かけた帰りは買い物
両手両肩に荷物を掛けて帰る
携帯を新しいのに変えた
初期化などドコモに頼む
ピカピカのスマホは
気持ち良い

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案山子哉カカシカナ

2023-09-05 22:43:31 | お勉強

秋かぜの うごかして行 案山子哉カカシカナ 芭蕉

今日は読売カルチャー
茶話指月集

お昼に終わって
今日はまっすぐ区役所へ
 新しい保険証が着き
 古い保険証を破棄
確認したのだが
切ったのは新しい保険証
仕方なく再発行に来た
 区役所は整理番号を取って
呼ばれるのを待つ
私の番号の次の人は
お弟子様の古志ちゃんで
びっくり
 70才を過ぎると
 バスや地下鉄が無料になるという
73才になってるのに
なぜか私は持ってないので
聞いてみたところ
今月申込めば10月からの老人のバス乗車証が来ると
負担額を区役所にある銀行で支払い
その後ロビーを通って帰る途中
 催し物をチラチラ見てると
 マイナポイントのお手伝いをしてくれると
丁度マイナンバーも保険証も持ってる
待ち時間なしで簡単に手続き完了

 やりかけの事のいくつかは済んだ

  茶話指月集に
庭を掃除している者に
「蜘蛛の巣一つは残しておいて」と宗旦がいうのです
『徒然草』にも
「何れも整いたるは
悪しきことなり。
し残したるを、
うち置きたるは
おもしろく、
生き延ぶるわざなり」とあるではないですかと

不足なもの欠けたるものこそ
日本人にとっての「美」であり
生命の芽生える「余白」
であり「空間」
これこそが「侘びの根本精神」だと
  講師のM先生のお話しだ

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秋のこゑ

2023-09-02 21:47:21 | お勉強

 藤原定家
荻の葉に
かはりし風の
秋のこゑ
やがて野分の
露くだくなり

藤原良経
フジワラノヨシツネ
嘉応元~建永元年
(1169~1206)
鎌倉前期の公卿・歌人。
忠通の孫で、九条兼実の子。
従一位摂政太政大臣に至り、
後京極摂政、中御門殿と称された。
藤原俊成・定家を後援し、
新古今調樹立の基礎を築く
多くの歌合を主催して、
歌壇の育成に貢献した。
「新古今和歌集」の仮名序を執筆し、
巻頭歌の作者ともなった。
書道にもすぐれて後京極様といわれた。
九条良経。


今日は朝日カルチャー
くずし字の読み方
読めない文字があった

漢数字の二
なのだが
漢数字の「二」は
普通「弐」と書くと思っていた
ところが正解を聞くと
「貮」を草書で書いたもので
全く読めなかった

写真はその貮の草書
実際はもっと崩れてた
戈に二
戈に貝
いずれも「二」だとか
勉強になったが
すぐ忘れるので
書いておこう

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星月夜

2023-08-05 22:25:02 | お勉強

星月夜山なみ低うなりにけり 龍之介

今日は土曜日
午前中はいつもの病院へ
お盆休みがあるので
早めに薬をもらいに行った
午後は朝日カルチャーの
講座へ
そのあとは寄り道しないで
まっすぐ帰る
今日の教材は狭衣物語。

【狭衣物語】とは
 サゴロモ モノガタリ
平安中期の四巻からなる物語。
作者は禖子内親王宣旨
(ばいしないしんのうせんじ)。
延久・承保(一〇六九‐七七)ころ、
狭衣大将の、いとこの源氏宮との
とげられぬ恋を中心に、
女二宮や飛鳥井の姫君との悲恋を述べる。

写真は横浜駅のホームで撮った
何だろう

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雲一つなき土用空

2023-07-31 22:15:34 | お勉強

うつくしや雲一つなき土用空 一茶

今日は○○研究会
暑いし 空が青い
東京駅から電車に乗るのは
ひと月ぶり
あまりに熱いので駅から
タクシーで行こう
タクシー乗り場に並んで待っていた
三番目だった
バスが何台も並んでタクシーの姿が見えない
ちょっと道に乗り出してみると
一番目に並んでいたお年寄りの男性が
「おらおら、並でるんだぞぉ、
横はいりするなぁ
婆さんよっ」
と怒鳴った
婆さんって何
「はい。わかってますよォ」
その人はすぐタクシーがやって来たので
無事に出発
二番目の私と同年代の女性と
「おこりんぼねぇ」と、笑みを交わし
「婆さん」って言われちゃった
あちらの方がよっぽど爺さんなのにね
なんて会話をかわす

その方はすぐ二番目のタクシーに乗られ
互いに手を振って
友人のように別れた
何でもない日でも
嫌なことも
良いことも
ある


中国陶磁器を勉強するとき
知ってると良い
【明の皇帝】
洪武帝(1368- 1398)31年間
建文帝(1398 - 1402)4年間
永楽帝(1402 - 1424)22年間
洪熙帝(1424 - 1425)1年間
宣徳帝(1425 - 1435)10年間
正統帝(1435 - 1449)14年間
景泰帝(1449 - 1457)7年間
天順帝(1457 - 1464)8年間
成化帝(1464 - 1487)23年間
弘治帝(1487 - 1505)18年間
正徳帝(1505 - 1521)16年間
嘉靖帝(1521 - 1566)45年間
隆慶帝 (1566 - 1572)6年間
万暦帝(1572 - 1620)48年間
泰昌帝(1620 8月- 9月)1ヶ月間
天啓帝(1620 - 1627)7年間
崇禎帝(1627 - 1644)17年間

覚えられないけど

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暮れをも待たぬ 朝顔の花

2023-07-14 23:02:04 | お勉強

 永縁
世の中の 
はかなきうちに 
はかなきは 
暮れをも待たぬ 
朝顔の花

永縁 ヨウエン
1048-1125 
平安時代後期の僧。

今日は
風姿花伝の勉強会

「幽玄」
「物真似」
「花」
15世紀はじめの世阿弥の書いた
能の理論書
風姿花伝
父観阿弥の教えをもとに
能の修行法・
心得・
演技論・
演出論・
歴史・
能の美学などの
世阿弥自身が悟り
会得したもの

明治42年まで
その存在すら知られてなかった
能に限らず今も通ずる
人生の指針であり奥が深い

どんな本も
ひとりではなかなか読まない
講義を受けつつ
味わうのみ

ほとんどは
三歩で忘れてしまうが
それでもよし

写真は
教室の窓からの
風に揺れてる
朝顔の花

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逢ふことの 絶えてしなくは

2023-07-08 23:25:33 | お勉強

 中納言朝忠
逢ふことの
絶えてしなくは
なかなかに
人をも身をも
恨みざらまし

今日は朝日カルチャー
時間は10:30からなのだが
朝ごはんをゆっくり食べたいと思うと
時間が足りないらしく
最後は大忙しで
支度して出掛けた

藤原 朝忠
フジワラノ アサタダ
延喜10年(910年) ~康保3年12月2日(967年1月15日)
平安時代中期の公家・歌人。
藤原北家高藤流、
右大臣・藤原定方の五男。
官位は従三位・中納言。
土御門中納言
または
堤中納言と号する。
小倉百人一首では
中納言朝忠。
三十六歌仙の一人。

写真は
ふくもとの庭

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墨画竹

2023-07-04 23:37:47 | お勉強

絹団扇キヌウチワ墨画ボクガの竹をかかんかな 漱石

今日は読売カルチャー
茶話指月集を勉強中

茶話指月集は
藤村庸軒が師の元伯宗旦の
茶話を聞き書きしたものを、
久須美疏安が
編纂した茶書。

元禄14年(1701)に2巻2冊として刊行。

宗旦の話として、
利休の茶の湯や逸話が多くおさめられ、
江戸時代中期における
代表的な茶書の1つ。
とある

今日は天王寺屋津田宗及と利休のはなし
信長に良い茶入は無いかと訪ねられ
大文字屋の茶入を紹介した
信長は喜んで茶入を手にし
大文字屋へお礼を過分に与えたという
大文字屋は
信長へ口添えしてくれた
利休に感謝して
お礼の品々を届けたが
利休は一切受け取らなかったという

揺らがぬ
強い信念があったのだろうが
貰っておけばよいのにね
とわたしは思った

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今宵来む

2023-07-02 23:51:59 | お勉強

 素性法師
こよひこむ
人にはあらじ七夕の
久しき程に
待ちもこそすれ

今日は朝日カルチャー
講義の最後には
季節の生菓子とお薄を頂戴する
今日のお菓子は
虹かな と思った

六月に千草庵が届けてくれたお菓子のなかに
銘「梅雨の晴れ間」として
虹を表したお菓子があった

虹は
外側から順に
「赤・橙・黃・緑・青・藍 ・紫」らしいが
今日のお菓子をみて
隣の席のサコ様は
「七夕ではないですか」とつぶやく

ぞれ正解だ
陰陽五行思想で
万物は
「陰・陽」の二気と

「木・火・土・金・水」の五行で成り立つという考え
五色とは青・赤・黄・白・黒

七夕には
五色の糸を飾る

その七夕とは
中国から伝わった織姫と彦星の伝説や、
「乞巧奠(きっこうでん)」と呼ばれる
星祭りのほか、
乙女が着物を織って棚にそなえ、
神を迎えて秋の豊作を祈り、
人々のけがれを払うという
日本古来の行事「棚機(たなばた)」など、
さまざまな行事や伝説が組み合わさって、
現在の七夕が成り立っている

「乞巧奠」は、
五色の糸を使う
「願いの糸」を竹竿の先に飾って星に祈ると、
3年の間に願いが叶うとされるもの。
色と意味は、
▽青=「徳を積む」
▽赤=「父母や祖先への感謝の気持ち」
▽黄=「信頼」
▽白=「義理や決まりを守る」
▽黒=「学業の向上」
平安時代には宮中や貴族の間で
行われるようになった
 
笹や竹を使うのは、
まっすぐに伸び、
生命力にあふれている
神聖な植物とされ、
厄除けの力があるから 

という

いろいろ複雑で七夕のこと説明しにくい

 

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紫の睡蓮の花

2023-06-26 23:18:31 | お勉強

 与謝野晶子

紫の睡蓮の花ほのかなる

息して歎く水の上かな


今日は○○研究会
紫兎先生と御坊っちゃまと
お勉強に行くのだが
わが家からほぼ一時間半
ようやくたどり着いた
玄関の土間から
一段上がろうとしたところで
なぜか私と先生とが
絡み合いながら転んでしまった
さいわい厚い玄関マットの上に転んだので
二人とも怪我はなく
打撲も何もなかった
スローモーに転んでいく最中
先生の頭とかが
どこかに打たないようにと
気を付けた気がするが
何もできず
気がついたら転んでいた

転ばないようにと
言っていた口が乾かないうちに
実際に転んでしまった
固いところがなかったので
二人ともどこも怪我なく
無事である
でも
気を付けないと
皆々様も

写真はすいれん

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梅雨霽ツユバレの川

2023-06-18 21:21:37 | お勉強

 与謝野晶子
天の原にごれる海をみなもとに 
なして行くらむ梅雨霽ツユバレの川

浮世草子に
財宝残らず釜の下の灰、広庭の落葉までも
ゆづる也とある

竈の下の灰まで→家の中のものあますところなく。
全部の意。

江戸時代は「灰買い」という職業があったという
・染色の定着材
・土壌の改良剤
・焼き物の釉薬
また草木灰に含まれるアルカリ性と
細かい珪酸分を利用し、
茶碗等の器物の洗浄や、
汚染されていない灰で
人体の洗浄剤や
傷口の消毒剤
にも用いられてきたようだ

週二日間の稽古日に
風炉の灰型
二文字押切を二つ
なかなか満足とはいかない
いや満足は一度もない

炉の灰は
灰汁アクの抜けた灰にして
サラサラと灰さじから撒かねばならない
でも
風炉の灰は
灰汁をとってしまうと
サラサラして
灰型ができない

ただ
炉になるまでの
風炉の半年間
日常の炭手前を繰返し
篩フルイでふるうを繰返す
そして
炉の季節になれば
また次の風炉までの半年間
私は水屋の縁の下にしまっておくだけだ

若いときには
灰の本を読んだり
灰型の講座を受けたりしたが
結局は自己流
今日は朝日カルチャー
灰型のお話しはとても勉強になった

写真は最近凝ってるパン

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うつつなき身や蝸牛

2023-06-16 23:00:00 | お勉強

出る杭の
うつつなき身や
かたつぶり 
    蕪村

梅雨の頃のラインのイラストに
紫陽花とカタツムリ
良い組合せだ
カタツムリは
最近とんと見かけない

今日は金曜日
商店街の郵便局へ振込の用事がある
いつもの魚屋に寄ってお喋りがてら
焼魚と煮魚をあるだけ大人買い
それでも二千円以下
これで暫しのたんぱく質は確保した
味もついてるし
すぐ食べれるから
良し

写真はお友達からの頂戴した
セレブなご飯のおとも
有難く栄養補給した
感謝

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隠れぬものや瀬田の橋

2023-06-06 23:47:04 | お勉強

五月雨に隠れぬものや瀬田の橋 芭蕉

もうすぐ梅雨入りになるようだ
今日は火曜日
村雨庵では
お習字の日
森金先生は10時にお出まし
新入会の生徒さん
サヨさんは荻窪から
ヨツさんはとても遠方から
お越しだ
でも私は
読売カルチャーへ
茶話指月集のお勉強
お習字はお休み

今日は
瀬田の唐橋の擬宝珠ギボシのお話
千利休が言う
「瀬田の唐橋の擬宝珠の中に
見事な形のものが2つあるが、
見分けられる人はいないものか?」と
すると織部が急に席を立ち、
夕方に戻ってきた。
「早馬で瀬田に参りました。
2つの擬宝珠は東と西のこれではありませんか?」

利休をはじめ一座の者は、
織部の執心の凄まじさに感心した。
(久須見疎安の茶話指月集ヨリ)
というあたり
夕方
雨が降りだした

写真は大谷尊由の自画賛

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玉鉾 タマボコの

2023-06-03 23:21:39 | お勉強

 藤原定家
玉鉾の道ゆき人のことづても
絶えて程ふる五月雨のそら

通りすがりの人に
あの人がいつも託す手紙が
私のところに来なくなって
ずいぶん経つわね
仕方なく見上げる
梅雨の空は
灰色だわ

玉鉾 タマボコ
「たまほこ」とも
①玉で飾ったほこ。
また、ほこの美称。
②道の枕詞
「この程はしるもしらぬも玉鉾
の行きかふ袖は花の香ぞする」〈新古今・春下〉

今日は
朝日カルチャー
崩し字の講座
社中の森金さんとサカチカさんも参加

帰りは三人でそごうの鳩居堂へ
森金さんはお茶事の案内を
巻紙にしたためるのに
用紙が足りなくなったのでと
買いにきた
六月、七月、八月分のお手紙分
一気に書くそうだが
凄いエネルギーがいる
サカチカさんも巻紙と封筒
私は封筒と
お線香みたいなお香を2種類


写真は
地下のお鮨屋で
三人遅いお昼

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人は知らずも

2023-05-13 23:45:59 | お勉強

 北原白秋
山川と 
をさなかりける 
我さへや 
まさしく老いぬ 
人は知らずも

今日は雨が降ったり止んだり
でも出かけよう
今日は
朝日カルチャーへ
藤原俊成のお勉強

藤原俊成
ふじわらの-としなり
1114-1204 
平安後期-鎌倉時代の公卿,歌人。
永久2年生まれ。
藤原俊忠の3男。
母は藤原敦家の娘。
正三位,皇太后宮大夫。
五条三位とよばれる。
藤原基俊(もととし)に歌学をまなび,
源俊頼に私淑。
幽玄美をとなえ,
子の定家ら「新古今和歌集」の歌人をそだてた。
「千載和歌集」の撰者で,
歌は勅撰集に四百余首はいっている。
元久元年11月30日死去。
91歳。
初名は顕広。
法名は釈阿。
家集に「長秋詠藻」,
歌論書に「古来風体抄」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plus)

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