今回のパリ~リヨン~南仏の旅では、パリ近郊のフォンテーヌブローを列車、リヨンとブロヴァンスとアヴィニョンへは新幹線TGV を使うので下準備を念入りにしました。参考にしたのは「地球の歩き方」とウェブサイトで調べた旅行者のブログでした。
特にブログは、写真入りで駅や列車の乗り方の手順が丁寧に説明してあり本当に助かりました。ブログのアップされた日時の古いものは変更されている可能性があるのでここは要注意。
私が助けられたように、もしこの情報が誰かのお役にたてればと思い、自分の欲しかった情報を載せておきます。2014年6月現在とします。
★ パリ・ガレ・リヨン駅での列車の乗り方★
パリ近郊へ行くときの列車、TER、新幹線TGVが発着しています。
下記写真① パリ・ガレ・リヨン駅の立体図の看板。「ホール1」「ホール2」「ホール3」
駅前広場を赤い矢印のところから駅に入ると「ホール1」。奥に「ホール2」があり、両方共に地上階になります。ちなみに「ホール3」は地階のメトロ駅になっています。
下記写真②パリ・ガレ・リヨン駅の構内図で「ホール1」と「ホール2」です。
下部が「ホール1」、上右端が「ホール2」です。
上記の駅前広場の赤矢印から入ると「ホール1」でA~Nのプラットホームがあります。右上は「ホール2」になっており5~23までのプラットホームがあります。
緑矢印は「ホール2」への道順。ピンク部分は切符売り場、紫印は有料トイレ。
下記は赤矢印の駅前広場に立って見た駅の入り口の写真です。
下記写真③ 「ホール1」の様子。左手が乗り場、右手が広場から入った入口です。右奥に電光掲示板が見えます。その下には「スターバック」があります。ちなみに、アメリカンS 3.2€(450円)、エスプレッソS 300円、チャイラテS 500円。
写真④「ホール1」 → 「ホール2」への移動
「ホール1」から」ホール2」への移動は、写真②緑矢印のように右折れのカギ型に歩きます。
写真はその通路で、奥が「ホール2」です。左手はずらりと切符売り場のカウンターになっておりかなり混んでいます。右手の白い幕は工事中。一部はお店になっています。
写真⑤「ホール2」の様子
歩いてきた通路の突き当りが「ホール2」。写真の左手に5~23までのプラットホームが並んでいます。
写真⑥ 電光掲示板の見方
「ホール1」にある電光掲示板で、先ず自分の乗る列車を探します。
予定通り発車するか、乗車するホールは「1」か「2」かを確認します。たとえば「retard 50min.」とあれば50分遅れているということになります。
この時点ではまだ私の乗るTGVはホール名しか表示されておらず、プラットホームの記号・番号は出ていません。掲示板の時計は8時18分を指しているのに、8時37分発のTGVすらプラットホームが確定していません。
まずは「乗車するホール」の方に移動しておくと安心。電光掲示板は数カ所にあるので注意して見ておきます。15分ぐらい前になってやっとプラットホームの番号が表示されたのですぐに向かいます。
日本は新幹線専用の駅ですが、フランスは普通の列車と線路幅が同じで、だから列車と新幹線がごちゃ混ぜに停車しています。不思議な光景です。発車ぎりぎりまでプラットホームが決定しないというのも、こんな理由によるのでしょうか???
写真⑦ 切符の刻印をする
乗りこむ前に、各プラットホームの入り口にある左側の黄色い刻印機の下部に切符を通します。これを忘れると検札にあった場合にかなりの罰金がとられるそうです。
私はe-チケットだったので刻印機は必要なし。もっともA4の紙では通せるはずもありませんが。車内で検札に来た時に、光線をピッと当てて簡単に終わります。
★TGVの「号車」の位置確認★
プラットホームには数カ所に列車の止まる位置確認の案内が出ます。自分の乗るTGVが6号車だった場合は画面ではYとZの間ということになり、プラットフォームに記されているアルファベットの場所に行きます。
日本のように号車がきれいに順序良く並んでいるわけではないので、これをしておかないと後で困ることがあります。写真のように11号車と1号車がくっついていますが、ここは通り抜けられませんから。
★ フォンテーヌブローに行くときの切符の買い方★
写真②のピンクの部分の切符売り場の向かって左に「Ile-de-France」と表示のある窓口があります。ここで切符を買います。
「フォンテーヌブロー行」というと、切符MoBiLis(モビリス)をくれます。パリの1,2,3,4,5ゾーンをカバー出来るお得な切符です。地下鉄、列車、バスとすべてこれ1枚で、出発から帰り着くまでOKです。
行先は「Montar]gis」、「Monte]reau」で、「Fontainebleau-Avon」下車。バスで15分「Chateau」下車するとお城です。
つまりホテルから「地下鉄」⇒「パリ・ガレ・リヨン」駅⇒「フォンテーヌブロー・アヴォン」駅⇒バスで「シャトー」下車。帰りはその逆をたどって、往復16.10€で間に合うということです。時間にゆとりがあればこれを使って、さらにパリ市内の観光へと移れます。
「モビリス」は一番上にvalable(使用日)、2段目にNom(姓)、3段目にPrenom(名)を書き入れます。これを書いておかないと発覚したら罰金ものです。
★ 新幹線TGVのチケットをウェブサイトで買う場合★
レイルヨーローッパ(日本語版)があります。ここで自分の乗る列車の予約をしてカード払いにしました。間もなくするとレイルヨーロッパからメールが送られてくるので、それを開いて自宅のプリンターで印刷すればそれが有効のe-チケットになります。A4のチケットでは心もとない感じもしますが・・・。
パリの切符売り場はかなり混雑します。前回にジベルニーに行ったときはサン・ラ・ザール駅発着でしたがとても混雑していました。窓口で時間を使うのは無駄だということでe-チケットにしてよかったです。
切符1枚に付き1500円をプラスすれば、変更・キャンセル可能なチケットになります。一人5枚分を支払うかどうか・・・、つまり保険料ですが、失くしたりキャンセルはしないという心構えのものとにプラス料金は止めにしました。
★エクス・アン・プロヴァンスTGV駅から市街地へのアクセス★ 駅で降りると、シャトルバス(NAVETTE)乗り場は地階にあります。TGVを降りたかなりの人が乗り込むので、できるだけ速やかにバス停に行くことをお勧めします。
地階に降りて、ガラス戸から外に出てすぐバス停があります。
バスの先頭に「AIX-EN(エクスアン)」と書いてあるのを確かめてから乗車します。確かめて乗らないと「マルセイユ」に行ってしまいます。
切符は運転手さんから買い、4.1 € 。他の手段としてタクシーもあります。
市街地に着くと、ひと月前にオープンしたばかりのバスターミナル(クリックしてください)で降ります。
新ターミナルできるまでは、市中へのアクセスは「個人旅行者にとって最大級の難所」だとブログに書いてありかなり心配しましたが、旅行出発直前に新しい情報をゲットして楽々行くことが出来ました。ひと月前の5月2日にオープンしたばかりとか!
バスターミナルから街の中心地までは人の流れがあるので、着いて行けば10分ほどでロトンド広場に着きます。
帰りのTGV駅までのバスは、ターミナルの乗り場は11番と12番です。上記のHPをアクセスして乗り場を確かめてください。
★アヴィニョンTGV駅からアヴィニョン歴史地区迄のアクセス★
ウェブで調べると20分おきのバスしかないようでしたが、これも旅行直前にTGV駅で乗り継ぎの列車があることがわかりました。
もちろんTGVの切符はそのままで、TGVが着いたホームを変えて駅の端にあるプラットホームに行き、「サントル」駅行に乗ると歴史地区に着くことが出来ます。
TGVと連絡しやすいような時間が設定してありますが、今年14年開通であまり知られていないのか数人しか乗っていませんでした。
旅行を思い立ったのが出発のひと月前を切っていて、課金が発生する期間に入っていました。もしパソコンがなかったらTGV等の下調べも出来ずに、この旅行は成り立たなかったと思います。
唯一役に立ったのが携帯電話。緊急に掛けるべき重要な案件が発生して、携帯の電話帳から国内と同じ操作で直接かけられたことはとても助かりました。
余分な番号を付け加えることなく電話がすぐにつながるというだけで、日本とつながっている安心感があるものです。
若い人はタブレットやノートパソコンを持ち歩いているので、これからの旅行はどんどん様変わりすることでしょう。
個人的には小さな木造の駅も好きです。
でも、私は何時も東京駅のあのごちゃごちゃを乗り継いでいるのであそこも地下道も本当に地方から来る人は大変と思います
私だって大変なのですから、
ましてやフランスのパリなどとなるともっと大変でしょう
良くいかれましたね~私はこれからはややっこしいところはツアーでと思います
自分で行った、ニュージーランドなどは簡単ですが~
今度行く時はちゃぐままさんのこのページを印刷して持っていかなくちゃと思います
有難うございました
ちゃぐままさんの詳しい情報に喜ぶ誰かはきっといると思います
日本でさえ東京などの大きな駅ではウロウロしてしまいます
外国の駅でズムーズに目的地に行くには入念な下調べが必要でしょう、
そのことだけでも尊敬です
ガールドリヨン駅の情報、とても素晴らしく、有難く思いました。
数年前に、娘がフォンーヌブロウに滞在していた際、私も何回かこの駅を利用しましたが、乗換も本当に解かりにくく、一人ではとても不可能と思っていました。次回、フランスに行くことがあれば、フォンテーヌブロウを再訪したいと思つています。この情報を得て、迷いなく行動できそうです。
有難うございます!
でも、ちゃぐままさんのこの記事も読んでいると
ワクワクします。
きっとパリ・ガレ・リヨン駅を利用したいと思っている
人にはとっても助かる大事な情報だと思います。
わたしは、ちゃぐままさんのこのブログ記事を読んで
また別の旅の楽しみをブログ上で見つけた気分です。
ありがとうございました。
大変ですね。今度から豆を食べるときはきっと違った感覚で
もっと大切に思って食べることでしょう。情報をありがとうござい
ました。それにしてもますます農家の方の根気と努力と知識に
頭が下がります。
我が家のゴーヤもカボチャの接ぎ木苗ですが、9年目になると
接ぎ木にも限界があるのかも…と思うようになりました。
◆◆花ぐるまさんへ◆◆ byちゃぐまま
駅のごちゃごちゃ、花ぐるまさんも同じ思いをされたのかと
思うと、私だけではなかったと口元が緩んでしまいました。
東京駅もわかりにくいですよね。パリの地下鉄の方がよほど
わかり易いかも。
ニュージーランドまで「遠征」ですか?
昨日、録画していたニュージーランド編を見て、本当に美しい所
だと思いました。日本と似ていて安心感のある国だと直感的に
感じましたが、如何でしたか?
◆◆ビオラさんへ◆◆ byちゃぐまま
東京駅はホントにわかりにくいですね。国内だから意地でも
ウロウロできないと強がって、とんだ遠回りをしたこともあります。
今度の旅、交通面では慎重を記したので、一応「スムーズ」ということ
でしょうか。
それ以上に達成感の満足があり、今回の旅の大きな思い出になります。
旅行が団体か個人か、それぞれに長短がありますね。
◆◆作田千穂さんへ◆◆ byちゃぐまま
初めまして!そしてコメントありがとうございました。
時々ご覧いただいたとか、とても嬉しく思います。
お嬢様がフォンテーヌブローにご滞在だったとか、素敵な所に
お住まいだったんですね~。
一日間ではお城だけしか回れず、街歩きもしてみたかったな・・・と
残念です。
パリの駅はいつもどこか工事をしていて、終了後はまたアクセス方法も
代わるようですね。
パリには地下鉄の駅が300もあるとか・・・、なんだかまた挑戦してみたく
なりましたo(^-^)o
◆◆浜辺の月さんへ◆◆ byちゃぐまま
多分味気ないアクセスの記事まで読んでいただいてとても感謝です。
下調べをするときに、こういう情報があったらな~と思ったものを書きました。
一人でも役に立ててくだされば幸いです。
それに私の備忘録でもあるんですよ。
もうないと思うけど、また行くときに・・・なんて夢をいだいて、その時に役に
たてようと思って。ホラ、「最後の晩餐」のアレ…ですねo(^-^)o
ちゃぐまま様のようにしっかり下調べしておくことが
何より重要ですね
早速友人に連絡しますね
私、リヨンではあまり観光が出来なかったので、また行きたいな~って
思いお写真見てました(*^_^*)
アヴィニョンTGV駅からアヴィニョン歴史地区までのアクセス!全然
知らなかったです!
いろいろ参考になりました(^_-)-☆ありがとうございます♪
深みにはまっています。夫は慎重なので、時刻表まで
プリントアウトして確認しています。
終わってみればスムーズに行ったのが当たり前みたいな
感じですが、やはり下調べあってのことだと痛感しました。
◆◆ボラさんへ◆◆ byちゃぐまま
初めまして。コメントありがとうございました。
実は「初めまして」というよりは、私は今回の旅行に際して
こちらのブログをずいぶん参考にさせてもらいました。
ガイド本よりブログの生情報の方が役に立ったという訳です。
かなり旅慣れていらっしゃるので、読みながら心強くも感じました。
旅を楽しむとはこう言うことかと納得しながら読んだものです。
長い旅日記ですので、また拝見させてくださいね。