新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ハノイ、ハロン湾へ②

2017年03月13日 | ’17年ハノイ、ハロン湾

朝起きてカーテンを開けると、素晴らしい眺望のはずの海が霧雨で見えません!ガイドさんの予報では晴れではなかったのかしら・・・。メインイベントのハロン湾クルージングはどうなる???

美味しい朝食をゆっくり頂き、ゆたっりホテルでくつろいで10時出発。まずはホンガイ地区観光で、バイト山、竜天寺、ハロン市場を回ります。


ハロン湾に侵入した海賊たちが襲撃、掠奪を繰り返すので、村人たちが天に祈りを捧げていると、親子の竜が沿岸の村に舞い降ります。その地がロンティエン寺(竜天寺)です。台湾のお寺と似ていました。

 
巨大なハロン市場。市場の生鮮食品部は主婦のもっとも気になるところ。どれも持って帰りたいものばかりです。通りで見かけたシナモン30センチほどの棒の束。妹と二人で最後まで気になっていましたが、移動中でチャンスを逃しました。

昼食はハロン湾レストラン30件中6位の評価を受けている『Cua Vang Resyaurant』です。おいしかったのでガイドさんに名前を聞いて後で調べました。

 

 
ハロン湾はイカが有名で、最も美味しかったのが『イカのすり身揚げ』現地では『チャームック』。市場や露天でも山盛りにして売っていますが、ここではお一人様1個…とは残念。味も食感のよさも一番心に残りました。

朝の小雨もいつの間にか止み、ハロン湾の霧が晴れていよいよクルージングの出発です。




ロンティエン寺に舞い降りた2匹の竜は、海賊たちが襲来するたびにその尾で山を切り裂き、口から宝玉を吐きだして海賊船を沈めていき、海賊船が消え去ると宝玉は岩山へと姿を変え海の砦として湾を取り囲み、以来村々を守り続けているというのが伝説です。竜(ロン)海(ハ)から、美しい響きの「ハロン湾」の呼び名が生まれました。
実際に、13世紀フビライが襲ってきたときも奇岩群を巧みに利用して迎撃したそうです。

クルーズの途中、岩山のひとつに「ティエンクン鍾乳洞」がありそこに上陸しました。150段ほどの階段を上り鍾乳洞に入ります。
2億5千年前から生物の堆積、隆起、浸食、沈降しながら、まさに大自然の彫刻を作り上げていました。

 

      

4時間のクルージングの最後は、船内でのハロン海鮮料理を頂きましたが、写真に残すのをすっかり忘れていました。

下船後は水上人形劇の鑑賞。これはぜひ見たかったのです。ベトナムの伝統芸で音楽は生演奏。水中の人形は、生歌と楽器の演奏に合わせて浄瑠璃の動きよりもなめらかに、コミカルにチャーミングに、キュートに動きます。
簾の向こうに、浄瑠璃の黒子にあたる7人の人形使いがいて、人形の出入りは3枚の簾の継ぎ目からスムーズに行われます。人形操者はゴムの服を着て腰まで水に浸かり棹や糸を使って動かすそうです。想像
以上のベトナム芸能の深さに満足しました。

  

ホテルに帰ってから残していたデザートのバナナを食べてみると、ねっとりとして糖度が高くとてもおいしい味でした。まだ青かったし、食事中には食指が動かなかったのですが。これって国内用と輸出用では収穫のタイミングが違うのかなと思ってしまいました。

温度:18度くらい。雨のち午後曇り。
服装:綿の長袖襟付きカットソー、半袖下着、パンツ、単衣のコート。海上は寒くて薄手のダウンが欲しいくらいでした。   


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